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中学2年
実玖は2年生にあがった。
2年B組。
わくわくもなにもしなかった。
クラスがかわったところで
いじめの現状は変わらない。
クラスでいじめってよりも
学年でのいじめだったから
みんな実玖のことを嫌っていた。
実玖がなにをしたわけではないのに
みんな話もしない。
でも救いだったのは
保育園のときからずっと一緒だった
なみだけは変わらず
話をしてくれた。
実玖は学校にいったり
行かなかったり
部活もやってはいるけど、
はぶられてばかり
部活でもそれ以外でも
先輩たちからも
いじめ受ける始末。
もうやってられない。
部活では
いい先輩はいて
キャッチボールも嫌な顔せず
やってくれたり、バッティング練習もしてくれる。
そんな先輩に救われたりもした。
下級生もはいってくるし
がんばれなければいけないところだが、
自分自身にいじめに対抗できる勇気がなく
本当に悔しかった。
でもこわい。
そんな日々が続いた。
本当に1年生のときと何も変わらない。
なにも面白くない人生だった。
家では猫と遊んで
テレビをみて、おばちゃんと話ししたり
病院いったりの繰り返し。
実玖なんか
いなくなればいいのにと思ったこと
何回もあった。