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中学1年 登校拒否

キャッチボールをするとき

だいたいが学年別で

好きな子同士でやってもいいことになっている。

最初は実玖も

同じ学年の子とやっていたが、

ここでもはぶかれるようになり

2年生に頼んで一緒にやってもらうことが

増えていった。


同じ学年で組むことがあっても

実玖にはボールが強かったり

速くしたり…。

そこで泣くわけにはいかない。

泣いてもいじめがなくなるわけではないし、

解決しないからだ。

なにより自分が負けたみたいで嫌だった。



そんなボールを毎日受けていたり

がんばっているせいか

次第にうまくなっていく。

うまくなるにつれて

いじめはエスカレート。

シカトされ、はぶかれる毎日。

そんな中にもういたくなかった。


学校も行きたくない。

部活も行きたくない。

なにもかも嫌になってしまった。


嘘をついて学校、部活を休むことが増えた。


そのたびに病院へ連れて行ってくれた

実玖パパ、ママ。


病名は

「自律神経失調症」


お医者さんから

・朝日に浴びるのがいい。

・ラジオ体操。

・ストレスをためないこと。

この3つを言われた。


実玖ママがパパに伝え、

3人で話をした。


・むりをせずに学校にいくこと。

・なにがあったのか、

話ししたくなったらいつでも話をすること。

・実玖パパと毎朝、早く起きてお散歩に行く。

・お散歩から帰ってきたら、3人でラジオ体操。


この4つが決まった。

すごく気がらくになった。


その頃からお兄ちゃんが子猫をひろってきて

そのまま家で飼い始めることになった。


家は自営業だった。

実玖パパも実玖ママもおばちゃんも

家にいた。

だから、全然寂しくなかったし、

なにより子猫がかわいくて

病んでる実玖には

すごく心の拠り所で癒やしだった。

子猫といるとき、おばちゃんと話ししてるとき

幸せだった。

学校のことも忘れられたから。

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