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叫騒の歌  作者: 実嵐
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講演会といっても何処か子供が見せる以下のお遊戯会という感じが否めなかった。しょせん、国会議員も自分の意見を言えなかったりするのだろう。政党の意見を聞かないといけないのだ。一概に嫌だともいえなったりする。七光りが輝く場所であって、実力というのは壊すか、壊れた後に建てられた塔によっていられるのかというものにあふれているのだろう。きれいごとを並べたとしても言葉を変えても困るだけなのだといえるのだ。若槻は壁に寄りかかっていた。益子を見ると、ステージの近くにいる。あの恰好だと教師にしか思えないのだろうから。うぬぼれた感情があるのか、榎並は発言の途中に憎たらしいほどのにやけを見せていた。不謹慎な時でも笑っているところがあったのだろうか。

「感じが悪いわねぇ。あれでも国会議員だなんて誇れるのでしょ。」

毎年行けば聞かされると知っている保護者は来ないのが定番で、初日は魔の時間があったのだ。それすらも感じてしまうのだろうか。国会では榎並邦彦は嘘つきや偽りの番人などと呼ばれている。選挙の当選回数でたまたま今回大臣を務めることになったのだろうが、以前から失言が絶えなかったこともあって当初から大臣をするような器じゃないとワイドショーで言われていたが、正しかったのだ。派閥がどうだとで誤った判断をするのだろう。外交もさほどうまいとも言えず、流されていても発言は都合のいい解釈を繰り返しているのだ。国会議員にはかすかにあるのかと思われる責任も無責任など書き換えてしまったというのだろう。秘書も全く蒸し暑い体育館であっても体調を気にする様子が感じられない。調べたときには雑に扱う上に、感謝もない。暴力団とかかわっているからか脅し文句が多く出てくるのだ。それもあったのだろう。

「これじゃあこの国も安泰だなんて言えないでしょう。とんだ詐欺師と一緒じゃないの。」

発言をする度に起こるヤジや愚痴めいた言葉があったのだろうが、声を聴く度に不機嫌な顔をするが公の場だと思って言わないのだろう。文化祭を壊す人物として名が挙がっているが、校長は聞き入れないことがあったのか高校を信頼しているとも言えないのだ。片桐が入って来た。

「まだ時間がありそうですね。」

「片桐、いいところに来たな。上原の相棒にあった。話を聞いてこい。参考になる。」

「何処にいるんですか?」

「警備員だよ。」

片桐が来た頃には警備員はいなかったのだ。元警察官だと知って・・・。

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