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叫騒の歌  作者: 実嵐
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権力と部外者

喫茶店を出た後に若槻が言ったのだ。あそこの喫茶店は文化祭によって左右されるのだろうから。

「訪れたことがあったんですか?」

「みたいだな。最初のころにバタバタしたような状態なのかもしれない。交番をしているからと思っていたのかもしれない。突っ立っているのが警察にしていないと少しは思う筋なのだ。」

「そうだったんですね。やっぱり、少しでも変わろうとしていたんですね。」

「まぁ、ゼミの教授に言われたんだよ。向いているとかじゃなくて、いい警察官になれと言われたからなろうと思ってとか思ったのかもしれない。」

小さな言葉が大きいものがあるのかもしれない。言葉とは重さと比較があったのかもしれない。それすら気づけない人もいるほどだ。冗談だと権力者が言ったら通じるようにとも思っているのだ。それは横暴に過ぎない。会社がしっかりしていないのに、全くもって社員の所為にして全てを終わらそうにするのはあまりにも粗末な態度だ。よからぬ噂が漂うはずである。

「明日が本番だよ。まぁ、気張る理由もないさ。権力に頼って生きてきた人間だ。実家の会社すらつぶそうにするんだから困ったものだ。」

「ですね。万全の体制での挑むくらいをしてあげますから。間瀬さんに佐伯に鵜坂さんも片桐さんもみんなついていますよね。」

「これが一番、腕利きのいい部署だから。」

最初は恨まれるような存在だったのだ。悪い噂を立てるだけ立てて、上の階段を上がっていったのだ。それでもそういう人に限って範囲を超えた行為をして消えてしまう。良くも悪くもと起きてしまっていたのだ。戸惑ってしまうだけが全てじゃない。耐えられない噂なんてなかったから。若槻にとって現場の足を踏めることが何よりの幸運だと思った。事件が起きる度に赴き、鑑識との関係が深くなるようにするようにしたのだ。そしたら、鑑識が考慮したことがあったのだ。それによって立場が鑑識のことがあって変わってしまったのだ。絶え間ないことに巻き込まれていることになってしまう。嘘じゃないこともある。

「まぁ、権力に落ちる連中は横暴に過ぎないうえに自分の価値観を振りかぶってそれで常識と戦おうとするから困るのだ。」

「半端ものの主張があるんですよね。くだらない言い訳をするために時間をかけるのがいけないのですから。案外、他の人には時間の無駄だとか言ってしまえるのに、自分には甘えることはとどまらないはいったいどうゆうことなのだ。無駄と無駄が戦っているのか。」

会社が変わるためには経営陣が変わらないことには変わるものも変わらないのだ。人は簡単に変わるとは言えない。それも権力じみた言葉を言ったことがあるのだ。譲れないこともある。

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