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父親
色んな感情が渦巻いてる中、一つだけ俺に理解できる確かなことがあった。
この角島っていう男、明らかに狂ってる...!
だが、俺が反論しようとした瞬間一歩早くその男が口を開いた。
「私も不思議に思ってね。普通の魔術師なら家系魔術を子に伝授させるはずだ。しかも、君に流れている魔力の力と流れ...とても強力で特異だ。
これは何世代も代を積み重ねないと有り得ないんだ。なのに君は今、普通の一般人として過ごしている。だから私なりに君について調べさせてもらった。...君、父親は?」
「俺が幼い頃に交通事故で死んだって...母親から聞いている...。」
それを聞いた角島は頷いたあとに口を開いた
「ならば、真実を教えてやろう。」