表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

終わりの始まり

初投稿ニキなんで拙い文章ですが許しちくり

「今日も平和だな...」

そう独りで嘯きながら帰路を歩いている俺の名前は宮成(みやなり) 蒼人(あおと)だ。

御宮学園高等学校一年に在籍している、母子家庭だが金に困っているという訳でもなくて、学力や友好関係も特段良くも悪くもない正に普通の高校生だ。

「あーおーとっ!!」

まあ、強いて普通じゃない所を言うなら今丁度に、俺の名前を場を弁えずに大声で呼びながら飛び蹴りをしてきたこいつだろうな...

"飛谷(とびたに) 奏音(かのん)"

家もすぐ隣で家族ぐるみの付き合いをしている俺の幼馴染だ。

学力は平均以下だが運動神経がぶっ飛んでいる。

ついでに思考回路もぶっ飛んでいる。

だが顔は良いらしく、クラスどころか学年にまでその名は知れ渡っている。

中学までは男友達のように接してられたのだが...

悔しいかな、どうやら俺も思春期とやらには逆らえないようで、今は目すらあまり合わせられない。

「どうしたん?なんか顔赤いよ?」

「...青」

「青...?」

奏音は悩んだ素振りをした後、やっと自分が履いているパンツの色を思い出したのか頬を俺同様に赤染めながら今度は平手打ちを食らわしてきた

「ヘンタイ!!!」

「お前が大胆に飛び蹴りしてきたからだろ!!!」

怒鳴っている俺の心情は何故かたまらず弾んでいる

そんなくだらないやり取りをしつつ、二人で帰ろうと道を歩いている時だった。

俺は急に嫌な予感を察し空を仰いだ。

だがそれは一棟の工事中のビルの真上から数本の鉄骨が降り注いでくるタイミングとほぼ同時だった...

避けることなど叶うはずもなかった。

奏音の頭に鉄骨が突き刺さる瞬間の前に俺の意識は途絶えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ