毎度! 『恋愛交渉屋』でございます。
僕は26年間、ずっと彼女を1度も作ったことがない。
僕自身は、モテないと思っていない。
見た目も普通だし、中身も平凡なやつだと思っている。
ちなみに僕の名前 『森崎マイル』
名前がマイルだからモテないんじゃないのかなと思ったりしたけど......?
まぁ、そりゃ~関係なと思う。
僕の友達はどんどん彼女を作っていくし最後に残っていた友達も
つい最近、可愛い彼女が出来て嬉しそうにしていた。
『正直、羨ましい。』
『僕もめちゃめちゃ彼女がほしい!』
『どうやったら? 彼女が出来るのかな?』
『誰か? 教えてください!』
そんな風に思って歩いていると......?
何やら? 怪しげな看板を見つけた!
看板には、 『恋愛交渉屋』 と書いている。
下の方に小さな字で、『あなたの好きな人と私達が直接交渉して付き合う
事が出来ますよ。是非! 直接お越しください』
...と書いてあった。
【如何にも怪しい 胡散臭い 信頼していいのか?】
僕の頭の中で葛藤し始めたが、あっけなく僕はこのお店に入る事にした。
だって! どうしても彼女が欲しいからだ!
中に入ると......? もうどうしようもないくらい怪しげな雰囲気に怪しい
格好をした男が出てきた。
『おやおや? いい男じゃないか~! どうした? どうした? 彼女が欲しい
のかい? いいよ何でもここで相談にのってあげるよ。恋愛の事なら全てOKだよ』
『はぁ、 そうなんですか?』
『もちろんだよ~ どんな女の子と付き合いたいのかい?』
『えぇ!? まぁ、その、まだどんな子がいいのか決めてなくて...。』
『そうなの? 一応ここはさ~ 好きな女の子がいて、その子に交渉する
形なんだよねぇ~ それで付き合えるみたいな事なんだよ~!』
『はぁ、 そうなんですか!』
『だから、先ずは【好きな女の子を作ってきて】そこからだよねぇ~!』
『は.はい。』
この日は、これでお店を後にした。
◆
それから数日後、僕はまたあのお店の前にいた。
好きな女の子を作ったからだ! しかもめちゃめちゃその女の子が可愛い。
まぁ、当たり前の話で! その女の子は、○○のミスコンに優勝したらしい。
だから、相当美人だし可愛い。
でも? そんな子、大丈夫なのかな?
まぁ、当たって砕けろの軽い気持ちで店に入った。
そうすると......? やっぱりあの怪しい男が出てきた。
『おや? 久々だねぇ~ どうなの? 出来たの好きな子は......?』
『はい、一応出来ました。』
『一応? どういう事なのかな?』
『僕の好きになった女の子、○○のミスコンに優勝したらしい女の子で
めちゃめちゃモテるだろうし、既に彼氏がいるかもしれないし......。』
『いいねぇ~ 出来たんだ! 【契約書】がそこにあるから書いてくれる?』
『あのう? 僕の話、聞いてましたか? その女の子に今彼氏がいるかもしれ
ないんですよ~!』
『大丈夫! 好きな子が出来たなら、後はこっちが交渉するから。』
『本当に、大丈夫なんですか?』
『100%君の彼女になるよ! その女の子。』
『あのう? この 【契約書】に書かれている金額? マジですか......?
100万円って?』
『その代わり、その女の子と付き合えるよ~! どうする? 君次第だな?』
『わかりました。 【契約】します!』
『じゃ、書いて! それと? その子の情報少しでもいいから教えてくれる?』
『はい』
それで終わった。お金は、その女の子と付き合えた時に振り込みで支払うらしい。
◇
そして次の日、まさか!? 本当にその女の子と付き合うことになった。
その女の子が言うには交渉されたから、 『あなたと付き合うわ!』と言われた。
そんな事があるのかと正直、信じてなかったけどそんな事が本当にあった。
僕の初めての彼女が、こんなに可愛い女の子なんて! なんて幸せなんだろう。
僕は、彼女と無事に付き合う事ができたのでお金を100万円振り込んだ。
それから、まさかの事なんだけど...その女の子と1年半付き合ってそのまま
結婚する事が出来た。
なんだか? 嘘みたいな話だけど......。
本当のお話。
今では、大好きな奥さんになった彼女と僕たちの子供が彼女のお腹の中にいる。
もうじき10か月、産まれてくる子は女の子らしい。
なんて幸せなんだろう。
あのお店は本当に凄い! あなたもこの看板を見つけたら行ってみるといい。
『恋愛交渉屋』 ちょっと金額が高いけど......? 間違いないよ。
胡散臭い、怪しい格好をした男が出てくるけど...? 信用できる男だ!
最後までお読みいただきありがとうございました。




