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Multiple  作者: 富士例差音
第2章 I can not believe
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第2章ー7 Ultimate selection

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ベリトはハルバスの右手に剣で思い切り斬りかかる。しかしハルバスは筋肉で攻撃を防ぐ。ベリトはにやけながらその攻撃を止めない。


「何がおかしい…なぜ笑っている…現に今お前の攻撃は俺に止められてるではないか…」


「いいや…まだ僕は君に攻撃してないよ…これからするんだ…君の弱点…それは1回に数箇所に筋肉を集中させることができないとかじゃない?」


「何故だ…いいやこれがバレたところで攻撃を避ければいい事だ…残念だったな」


「君は何を言ってるの?今現に君は筋肉を1つの場所へと集中させてある」


「まさか…させるかァァァァ!!!」


ハルバスはベリトに殴られている所をそのままにしながらベリトの顔面を殴り離れさせようとする。しかしベリトは何度殴られてもそこから足を1ミリも動かさなかった。これを逃してしまったら完全に勝機が無くなってしまう。そう思った。


「離れろ!!離れやがれ!!くそォォォォォォ!!俺は負けない!!お前らなんかに殺されてたまるかァァァァ!!」


「いい勝負だったよ…」


そうしてベリトは今攻撃している手の逆の手の剣で首筋を斬りあげる。

しかししぶとくハルバスは自分の右手を犠牲にし、首筋に筋肉を集中させた。


「まだやる気だね…」


「命を取られるくらいなら…手を取られる方がマシだ…」


ハルバスは攻撃の手をやめない。ベリトは殴られ続けるがその場に必死にこらえる。


「次こそ…必ず殺る!!」


そしてベリトは次に首筋の方の手をそのままにしてまた反対の方の手で次はハルバスの左手を狙う。ハルバスは抵抗出来ずに左手を失う。ハルバスは声をあげながら苦しむ。


「両手が無くなったんじゃもう勝ち目なんてないよ…次で最後にしよう…」


そう言ってベリトは物凄い速さでハルバスの両足を回転しながら切断する。ハルバスは立てなくなり地面へと転げてその場でぷるぷる震えている。目からは涙を流している。


「ごめんね…別に君の信念を壊したいわけじゃない…僕だって君に勝たないといけない…」


「は…はぁ…はぁ…あぁ…あァ…俺は…俺は全ての任務をこなす…失敗など…失敗などしない…おかしい…間違ってはいない…あァ…アァァァ」


「もうむやみに動かないでくれよ…これ以上君を苦しませたくない…君だって評価されるべき人間だ…しかし産まれてくる環境が少し違かった…いい戦いだった…さようなら…」


そうしてベリトはゆっくりとハルバスの首筋へと剣を下ろす。ハルバスは悪あがきとして首筋に筋肉を集中させたままでいたがもう体のパーツが少なすぎてうまく機能せずにパンクしていた。そしてそのままベリトの剣がハルバスの首を落とす。

たった今勝負が決着した。

ベリトはたまらずその場へと倒れ込む。晃孝(あきたか)たちはベリトを呼びながら近づいてくる。そしてベリトの勝利を改めて喜んだ。


「ベリト!!ベリト!!お前!!やったな!!勝ったんだよ!!」


「あぁ…遂にやったよ晃孝…しかしいい戦いだった…僕はこの勝負を忘れてはいけない…」


ハルバスに捕えられていた礼羽(れいは)が晃孝たちの方へと戻ってくる。


「良かった!!礼羽!!大丈夫か!?怪我ないか!?俺がちゃんと守ってあげられなくて本当にごめん…」


「うんうん…晃孝はいてくれるだけですごい頼もしいんだよ…」


「あぁそう言ってもらえると嬉しいよ…」


「あぁぁ…アァァァ…許せない…自分が許せない…任務の1つもこなせない…あァ…アァァァ…」


たったその場から消えるハルバスを晃孝たちは見ていた。体の存在が無かったかのようにチリのようにゆっくりと消えていきなにも無くなった。世界がハルバスとの戦い前に再構築される。


「終わったんだな…全部…」


晃孝が肩を下ろし息をつく。

この戦いの決着時刻は次の日の朝6時にまで回っていた。


「あァ…疲れたな…でも人が来る前にスビカリを何とかしないとだよ…」


「えぇ…そっかベリト…こりぁめんどくさいなぁ…」


めんどくさがり屋を発動させながらも晃孝はベリトとスビカリがいた方向に歩き出す。スビカリは人間の為に存在が消えず体が残ってしまう。そんなスビカリを見た他の人がパニックにならない訳がない。一刻も早くスビカリを隠さなければいけなかった。全員でスビカリの元まで戻り晃孝とベリトでスビカリを背負い奥の草が生い茂っている場所に隠した。


「ふぅぅー終わり!じゃあお参りして今日は帰って寝よう!!」


「そうだな!いい案じゃねェーか!」


晃孝とチェルノボグは本殿はスビカリに壊されてしまったのでその前にあるちっちゃい建物へと向かった。そっちの建物に行くと段々たくさんの人がお参りに来始める。そこで晃孝は手を叩き礼をして鈴を鳴らす。チェルノボグもそれをしようとするがうまく出来ていない。そして全員がお参りを終えて入口の鳥居の方まで向かう。そして向こうからくる19歳ぐらいの女の人がその場で財布の中身をぶちまけてしまいあたふたしている。


「大丈夫ですか!!」


晃孝特有のお助け精神が発動し物凄い速さで助けに向かう。


「ありがとうございました!助かりました!」


「全然平気!人助け!!」


その女の人も初めはチェルノボグを見て怖がっていたが徐々に慣れてきた様だ。


「あっとえっと…私の名前は齊藤来朝(さいとうらいち)と申します」


「ライチさんね!よろしく!」


晃孝はニッコリと笑いライチと握手をする。しかし前を見るとライチは血を口から吐き出しその場に倒れた。晃孝は驚愕した顔で必死にライチに話しかける。


「おぉい…お…おい!!しっかりしろ!!ライチさん!!えっ…どういうこと…おかしいだろ…誰がこんなこと」


晃孝はゆっくりと顔を上げる。そうすると…


手に血が付いた酒場のおやじ


の姿があった。


「えっ…えぇ…どういうことだよ…おかしいだろ…何で…おっちゃんが手に血を付けてんだよ…いつライチさんに触った…エェ…はぁ…」


「この人もしかしてカオスティア!!みんな離れろ!!」


ベリトが前に出て盾になりみんなを後ろへと逃がす。酒場のおやじは手をその場で振り手についた血を落とす。


「お前が!!どういうことだよ!!」


チェルノボグが血相な顔をしながら問い詰める。


「あぁ…もう姿を現す潮時だと思ってな…」


「はぁ何言ってんだよおっちゃん…」


晃孝が声を震えさせながら恐る恐る酒場のおやじに聞く。


「1つ訂正しておくと…俺はおっちゃんじゃない…」


「じゃあ何なんだよ!!ふざけんなよ!!」


晃孝と酒場のおやじの言い合いは続く。


「これを見ろ…これで分かるはずだ…」


そう言ってバックから本を取り出した。

その瞬間愛と先生以外が状況を完全に理解した。


「そうか…あの時の悪魔だな…」


チェルノボグが棍棒を改めて強く握りかえす。


「ご名答。そう私はカオスティアのネビロスだ…」


このカオスティアはあの夜の時酒場のおやじの首をはねたあの悪魔だった。


「嘘だ!!おっちゃん…やっぱり…あの時…おかしい…何で…何でおっちゃんの姿をしてるんだよ!!」


「いい質問だ…私の能力は人や異世界人の亡骸に憑依出来るという何とも悪魔らしい能力だ…」


「はぁ!?じゃあおっちゃんの体返せよ!!お前なんかが入ってんじゃねェーよ!!」


晃孝がネビロスに向かって走り出す。

しかしネビロスは嘲笑いながら何もしない。


「君は私に攻撃すらできない…」


晃孝の拳はネビロスの手前で止まる。


「何故なら君は…お人好しだから」


そうしてネビロスは晃孝を殴り飛ばす。

晃孝は血を吐きながら飛んでいき地面へと倒れ込む。


「何で…何でだよ…くそぉ…何で殴れねェ…」


殴る瞬間に何度も酒場のおやじの姿が頭に出てきて消えない。そんななか殴る事なんて死んでも出来なかった。


「はぁ…まぁ聞いてよ…私の目的はそこの礼羽っていう女だ…スビカリもハルバスも失敗したようだからしょうがない…渡してくれれば何もしない…」


「嘘つけ!!礼羽は死んでも渡さない!!礼羽は俺が死んでも守る!!」


晃孝が礼羽の前に出てガードする。


「ほおぅ…まぁそう来るとは思ってましたよ…少し過ごしただけでもうあなたの性格は分かります…」


「だったら帰れよ!!今すぐ帰れ!!」


「どうしても渡してくれないのであれば私からも案があるのです」


「はぁ?なんだよ…」


そう言ってネビロスは入口の鳥居の方を見る。そこにはたくさんの人がこの神社にお参りに来始めていた。その瞬間ネビロスは全く見えない速さでそっちの方へいき帰ってきた。ネビロスが何をしたのかさっぱり見えなかった。ネビロスの手にはまた19歳ぐらいの女の人を抱えていた。


「私はねェ…そういういわゆる友情とか言う奴が反吐が出るほど嫌いなんですよ…」


「結局何がしたいんだよお前は!!」


「人間はいつでも嫌な選択でも最終的には決めないといけない…あなたはどうでしょうかね…」


「うるせぇ!!その女の人をどうする気だ!!そしておっちゃんの体返せ!!」


「あなたはこの女とそのサクレ…どっちを助けますか?」


「はぁ!?何言ってんだ!?さっぱり意味がわかんねェ!!」


「そのままですよ…私はそこまで心が腐っていません…なので提案なのです…あなた達を助けるためのね…」


ネビロスはその女の人の口を押さえつけている。女の人は必死に声を出しているが手で口を覆われていて何を喋っているのか分からない。しかし物凄い必死な血相で助けを求めているのは分かる。晃孝はネビロスの話の途中だったが見ていられずネビロスの方へと向かっていく。


「動くな…この女を殺すぞ…」


ネビロスの脅迫によって晃孝の足は止まる。これ以上むやみに動くことは許されないようだ。


「そのまま動かずに聞きなさい…私の提案はあなた達のサクレを私に渡しなさい…そうすればこの女を助けてあげます…しかしサクレを選ぶのであればこの女の首をはねます…さぁ選んで下さい…制限時間は20秒です…」


晃孝に今世紀最大の最悪の選択が課された。どんどんとタイムリミットは迫ってくる。19…18…


「はぁ…?何言ってんだよ…おい……礼羽…えっ…待てよ…何なんだよこの選択…ふざけんなよ…」


17…16…15…。抑えられて女の人は涙を大量に流しながら何を喋ってるかわからない声で必死に訴えかけている。晃孝はそんなことに気を取られる隙すらもう無かった。どっちかは見捨てなければならないという究極の選択が晃孝を苦しめた。お人好しの晃孝が簡単に決められるものではない。14…13…


「おい…おかしいだろ…おい…何なんだよ…はぁ?…はぁ!?…決められる分けないだろ…おかしいだろ…くそ!!くっそぉ!!何なんだよ!!」


晃孝は頭を抱え必死に悩むがうまくいく方法など浮かぶはずがなかった。12…11…


「晃孝!!私は…私は別に死んでもいいよ…この選択は私が殺される事で解決する…」


「何言ってんだよ…礼羽…俺が…お前を…何なんだよ…意味わかんねェ…」


礼羽が決められなく頭がパニックになっている晃孝の肩を叩き笑う。10…

晃孝は改めて拘束されている女の人の方を見る。その女の人は目が涙で溢れかえり必死に訴えかけている。体を必死に揺らし抵抗している。9…


「やめてくれ…ネビロス!!やめてくれ…俺の命でいいだろ!!なんでその女の人なんだ…おい!!どうしてだ!!」


「その方がお前を苦しめられるだろ…」


8...7...

拘束されている女の人はより強く抵抗し始めもうずっと叫び続けている。晃孝はそんな女の人を見つめよりパニックに陥る。


「くそ…くそ!!おかしいだろ…決められねェ…やめてくれ…」


6...5...

拘束されている女の人は体を揺らすだけでなく頭までその場に揺らしより血相を変え必死に訴えかけている。


「無理だ…」


4.................

女の人の声がネビロスの手の隙間からすごく小さな音で聞こえてくる。


「やだァァァ…助けてェェエエ…やだァァァ…やめてェェェ…死にたくない!!死にたくない!!」


そう微かな声で聞こえてくる。晃孝は目を閉じ頭を掻き回す。


「もうやめてくれ…」


3…………………

女の人の目が段々と血走ってくる。


「決められない…決められるわけがない…」


晃孝は涙を流しながら頭を抱えその場に動けない。


2……………

女の人は唇を強く噛みそこから血が流れている。しかし女の人は訴えるのを止めなかった。必死に声を出して抵抗し続けている。


「あァ…あァ…あァ…アァァァ…」


1.................

女の人は今まで1番暴れてじたばたする。そしてずっと絶え間なく声を出していた。ネビロスの手に遮られていたが物凄い大声を出しているのが分かった。最後に真っ赤な目で晃孝に訴える。


「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…ちょっとまっ…」


0..............

晃孝が止めに入ろうとして手を伸ばした瞬間ネビロスは女の人の首をはねた。晃孝は手を伸ばしながらその光景を呆然としながら見ていた。喪失した顔で涙を大量に流している。


「残念…あぁーあ…」


晃孝は手をゆっくりと下ろす…晃孝の体には返り血がかかっていた。それを見た晃孝は体の震えが止まらない。そしてあの女の人が殺されたところが何度も何度も頭へとよぎる。


「はぁ…はぁはぁはぁはぁ…おえぇ…おえぇぇ…あァあァアァァァアァァァ…」


晃孝はその場に倒れ込み地面を何度も叩く。体を震えさせたまま、涙を大量に流しながら地面を叩く。


「所詮人間とはそうゆう生き物だ…身内が結局は大事…友情を大事にしているから全くの他人には目もくれずに見捨てる…滑稽だ…笑えるよ君たちのクソみたいな関係…結局誰かを犠牲にしなくてはいけない…」


「違う……違う!!」


「違わない!本当は心の奥底で決められないと言っていて初めからサクレを差し出す気などない…結果初めからあの女を助ける義理もないと思っていた…」


「そんなこと…違う!!そんなこと思うわけないだろォォォ!!」


「では何故だ…何故すぐにサクレを渡さなかった…」


「礼羽は何があっても死なせない!えっ……てことは本当に俺は…違う…俺はそんなこと…必死にどうすればいいのか…違うのか…本当は…俺が…俺が…見殺し?…えっ…俺が…俺が…あの人を…あの女の人を…違う…うわァ…うわァ…おえェ…うわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」


晃孝の頭は真っ白になる。晃孝は頭を抱えながら叫び白目になりながら上を見る。もう意識などほぼ飛びかかっている。その時暖かい何かが晃孝を包み込む。それは礼羽だった。礼羽は苦しむ晃孝を見ていられず咄嗟に晃孝に抱きついていた。


「大丈夫…心を落ち着かせて…晃孝…ありがとう…」


晃孝はその言葉を聞いた瞬間涙を子供のようにボロボロと流し泣き出した。何度も顔を拭くが溢れ出て止まらない。


「そんな晃孝…見たくないよ…いつもの晃孝はもっと元気でポジティブだよ…」


「あぁそうだったな…俺が俺の長所を忘れるところだった…本当にごめん…」


「おい人殺し…この後どうすんだ?」


晃孝はネビロスにそう言われた途端感情を抑えきれなくなりブチ切れ、ネビロスへと走り出す。


「このクズ野郎がァァァァァァァ!!!」


晃孝はネビロスの顔面に1発思い切りのパンチを入れる。しかしネビロスの顔面はへっこんでもいない。


「何かしたか…?」


ネビロスは晃孝の顔面を左から殴りその後もう1発腹にパンチを入れる。晃孝は物凄い速さで飛んでいき地面を滑り入口の方まで飛ばされる。入口に溢れかえっていた人たちが何事だとザワザワし始めている。晃孝は立つことすら出来ず血を吐いて悶え苦しんだ。


「部外者が邪魔だなぁ…」


そう言ってネビロスは物凄い速さで入口の方まで瞬間移動してきた。


「くそ…殺される…」


「まだお前は殺さない…お前はもっと苦しめてそして殺す…」


そう言ってネビロスは周りにいた人たちを一人ずつ物凄い速さで殺していく。ネビロスの手であるものは腹を貫通させられ、あるものは首を跳ねられた、腹を真っ二つに斬られた人もいた。そんな光景を晃孝はまじまじ見てしまっていた。晃孝は息が荒くなり整えられなくなってくる。そして急に吐気が襲ってくる。


「おえぇ…おえぇぇ…あァァァ…あァァ…オエェェェェェ…」


「現実から目を背けたいか?…目の前の光景が嘘だと信じたいか?…そんなこと有り得ない…」


晃孝はその場に手をついて汗を大量に流して息を荒くはいている。鳥居の奥から晃孝を心配して入口まで追いかけてくる。そして晃孝は息を整えることができその場に立ち上がる。


「俺がここを引き取り場所に選んだ理由が分かるか?ここだと犠牲者が沢山出るからだ…楽しいじゃないか!」


「この糞野郎…」


「何を言ってるんだ?ただお前が人を守れないだけだろう…人のせいにするな…」


「くそ!!お前は俺が殺す…たとえおっちゃんの姿をしていても必ず俺が!!」


晃孝は拳を掲げネビロスの方へと走り出す。しかしネビロスは酒場のおやじに姿、形全く同じだ。晃孝は何回も頭でこの男は酒場のおやじではないと説得した。何とかそれをふりほどきネビロスの顔面を殴る。


「手加減をし過ぎだ…やはりまだ消せてないようだ…」


晃孝の拳は全くネビロスにこたえていなかった。まずちゃんと攻撃をしていないようだった。そうしてネビロスは晃孝の手を掴み突き飛ばす。しかし晃孝は立ち上がりまたネビロスへと向かっていく。今度は左足でネビロスの顔面を蹴り。その次は右手で右頬を殴る。しかしその攻撃も全く効いていない。


「真面目にやれよ…お前の攻撃に重みがない…」


「うるせェ!!うるせェ!うるせェ…」


そうしてネビロスは晃孝の腹に1発拳を入れる。晃孝は血を吐き出しその場へと倒れる。もう立ち上がる力すらも残っていない。


「はぁはぁ…はぁはぁ…ベリト!!」


「ど…どうした?晃孝…」


「作戦がある…聞いてくれるか?」

最後まで読んでいただきありがとうございます。感想、レビュー、評価お願いします。

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