Answer.G 地に立ち、人と歩む
ガブリエル編エンディング。
たぶん一番平和で賑やかな終わり。
「うぅ~ん! 今日もいい天気だねぇー!!」
家の外から聞こえる耳の奥まで突き抜けるような高い声。彼女がドアを溢れる元気で開け破り、駆け寄ってくる様子がぱたぱたと鳴る履物の音から想像できる。かなり近くで音がやんだと思うと、開けっ放しの書斎の扉からぴょこりと金髪碧眼の少女が顔を出す。
「シロぉー。お洗濯終わったよぉー」
ガブリエル。かつて天使として人殺しを命じられていた存在。そんな姿など微塵も感じさせないようなあどけなさを残した彼女がそこに立っていた。
あの日、世界が劇的に変化したあの日、俺はガブリエルのことを選んだ。
天使として出会い、人として恋を知った少女。その想いに応えるべく、彼女の手を取り共に生きていくと決めたんだ。
「お疲れさん。ここ最近晴れ続きで助かるな」
「だねぇー。ついつい眠たくなっちゃうくらいのぽかぽかした温かさだよぉー」
あれから何度季節が巡っただろうか。ガーデン近郊の草原に家を構え、そこで二人暮らす生活をもうずっと長い間続けているような。それほどに平和な毎日。
洗濯物を干し終えたばかりのガブリエルが、勢い良く揺り椅子に座っている俺の元へと飛びついてくる。ほんのりと香る太陽と洗濯物の柔らかい香り。開いていた本を閉じ、彼女の顔を正面に見据える。今日も今日とて元気そうな、屈託のない笑顔を向けてくれる。
「そうだ、いい天気ついでに久しぶりに街にでも行くか?」
確か今日はガーデンでバザールが開かれる日だったはず。
都合の良いことに、手に届くところに詳細なお知らせが記載された魔法紙があった。ガブリエルにもそれを見せながら、ざっと紙面に目を通す。
「お、今回はクアも店を出すみたいだぞ」
「えっ! どれどれー? あ、あった! 『クアの癒しの量販店』……ホントだぁー。あはは、なんだか怪しいよ。相変わらず変わってるねぇー。久しぶりに会いたいなぁー」
かつての旅の仲間とは疎遠になった訳ではないが、会う機会がめっきりと減ってしまった。たまには昔話に花を咲かせるのも悪くはないだろう。最後にクアに会ったのは……いつだっけ? 確か雪の降る季節だったことはおぼろげながら覚えているが……。そうだな、冷やかしがてらにクアの顔を見に行くのも悪くない。
「よし、行こっか! そうと決まればさっそく準備だぁー!!」
言うや否や書斎を飛び出していくガブリエル。その元気な後姿を微笑ましく感じてしまう。つくづく一緒にいて飽きない奴だ。だからこそ、俺はガブリエルと暮らしているんだろうと再認識させられた。争いが収まり平和となった世界で、賑やかな彩りを加えてくれる彼女と過ごす毎日だからこそ刺激的に感じるんだ。
だから、あの日の選択は何も間違っていなかったのだと、もし過去の自分と話せるのならば胸を張ってそう言える。
さて、感傷に浸るのはその辺にして、だ。ガブリエルの背中を追うため廊下へと出る。幾ら近いといえ、ガーデンへの道程は舐めてかかると痛い目を見る。きっと彼女のことだから急いて準備を怠るだろう。その辺も見積もって十分な準備をしてから家を出るとしよう。
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案の定だった。息巻いていた出発時とは打って変わり、まだ道中半分といったところにもかかわらず、ガブリエルは既に息を切らしていた。
「やー、結構遠いねぇ……。昔みたいに羽根が使えたら……、シロを運んでいけたのになぁー……」
現在、ガブリエルの体にはほとんど天使の魔力が残っていない。身体的にはほぼ普通の人間と変わらないとさえ言われている。数度に渡る変換魔法の負荷が気がかりで、定期的にガーデンで暮らしているセトラの元へ訪れて体内の魔力循環を検査してもらっているが、どうやら大した異常は見られないらしい。天使の魔力に詳しい人間なんて彼女以外に知り合いがいないため、専門外ながらも色々と手を貸してもらっているのだが……まあ、気がかりはないと言えば嘘になるのだけれど、セトラがそう言うのなら大丈夫なのだろう。
「急いでいるわけじゃないんだし、ゆっくり行こうぜ。空から見下ろす風景も奇麗だけど、のんびり歩きながら見る景色も悪くないだろ?」
決戦前、ガブリエルと共に見た蒼穹を忘れたわけではない。けれど彼女の命と、魔法を起動し天使の力を行使することでガブリエルの身に何か起こるかもしれないという可能性を天秤にかけるのなら、どちらが重いかなんて明白なんだ。
「うぅー……しょうがないかぁー。そうだね、確かにシロの言う通りだ――ふぎゃっ!?」
うんうん、と首肯しつつ歩くガブリエルが、前からやってきた何者かにぶつかり鼻を押さえて蹲る。
「ああ、すみませんお嬢さ――ん……? あれ、姉さん……?」
「うぅ……いたぁー……誰ぇ?」
差し出された手は病的なまでに真っ白で。外套の中に見え隠れする、異様なまでに白を強調するその姿。生憎そんな特徴的な知り合いは一人しかいなかった。
「お前……もしかしてメタトロンか!? 生きてたのか!!」
「ごめいとーう。久しぶりだね。姉さんは相変わらずだけど……シロはちょっと老けたかな?」
「ぐ……。うるせぇよ……」
幾ら天使の力でまっとうに死ねなくなったからといって、老化まで完全に止められるわけじゃないんだ。魔族が緩やかに成長していくように、これだけ時間が空けば多少は見違えるだろうさ。決してそこまで老けたわけじゃない。そもそも肉体年齢的にはまだ成人したくらいだしっ!
「やめてあげて! 毎日『あー爺にゃなりたくねー……』って嘆いてるんだからー! 今朝もね、鏡を見ながら――」
「ばっ――! わざわざ大声で言わなくていいんだよっ!!」
こうして余計なことをペラペラと喋ってしまうのはガブリエルの数少ない欠点だ。いや、こうして裏表なく他人と接するという点では美徳でもあるんだけど。今だけは俺の名誉のために黙ってもらおう。
「あはは、二人とも仲良いんだね。こうして姉さんが目の前で話しているのを見るのは初めてだから新鮮だな」
「ふむふむ。君が噂に聞いてたわたしの後続機くんかぁー。あ、どもどもー、挨拶が遅れちゃったね。初めまして。元七天、序列七位のガブリエルです。今はシロのお嫁さんをやってるよぉー」
「お嫁さん。へぇ……シロ、君は姉さんを選んだんだね……。そうかそうか……」
にへらーっと笑うガブリエルを見て、心なしか嬉しそうに呟くメタトロン。
「僕はメタトロン。姉さんと同じくシロに命を助けられた存在さ。そうだなぁ……今は世界各地をこの目で見て回ってる。他に自己紹介として言えることは――そうそう、核の構成はアトラの魂だ。この話は聞いてたかな?」
あぁくそ、どうやら余計なことを喋るのは姉弟揃ってらしい。
「え? アトラってあのアトラさん!? ちょっとぉーシロ! どうしてそんな大事なこと教えてくれなかったのよぉー!!」
「……聞かれなかったし?」
激しい非難の視線から目を逸らしながら、拙いごまかしでこの場を逃れようと試みる。にやにやと表情豊かに笑うメタトロンが何ともまあ恨めしい。差し詰め俺たちの関係を試そうといった所だろうか。
ガブリエルにアトラ関連のことを教えなかった理由としては、どちらかというと避けたい話題だったから、というのが正解だ。
「むぅー!! 納得いかない! 帰ったらこってり聞かせてもらうから!」
……こってりなのか。ガブリエルは自分で気になったことは納得いくまで追及するからなぁ……。今夜は寝れないかもしれない。アトラのことに関しては墓場まで持ってくつもりだったが。
「どうどう、落ち着いて姉さん。喧嘩はよくないよ」
「ふん、火種を作って投じたくせによく言うぜ」
けらけらと笑うメタトロン。以前よりも表情が柔らかくなったな。
「それじゃあ、僕はそろそろ行くよ。まだまだ見て回りたいものがこの世界には沢山あるからね。じゃあね、姉さん。また今度会ったら、その時は立ち話じゃなくてもっと詳しく語り合おう」
「ん、もう行くのー? 困ったらいつでも家に来ていいからね。一応わたし、あなたのお姉さんだから!」
エッヘンとここ最近全く成長が見られない胸を張り、メタトロンを送り出す。
「うん、ありがとう姉さん。シロも色々とありがとう」
「おう、元気でな」
(姉さんをよろしく頼むよ。あれで実は他人との関わりに過敏らしいから。まあ、君なら心配はいらないか)
すれ違いざま、そう言い残した彼へと振り返る。
らしい……ね。彼なりに調べたんだろう。現在、塔はガーデン管轄の元厳重に封鎖されている。だから、七天についての情報を探したのなら十中八九決戦前だ。
それは単なる命令に沿った行動か、それとも彼自身から生まれた興味による行動か。彼らがただ兵器としての役割以外備え付けられていなかったのなら、そんな無駄な事に時間を割くわけもない。しかも明確に他の七天のメンバーを「兄さん」や「姉さん」と呼ぶあたりからも、メタトロンの持つ感情は特別だ。
だとしたら、やっぱり……。
「ああ、ガブリエルは俺に任せとけ。だからお前はお前の人生を楽しめよ」
背中を向けつつ手を振る彼は、立ち止まることなく真っ直ぐに自分の道を進んでいく。
「ふふふ~。楽しみだねぇー。次会うときはきっと面白い話が聞けるだろーなぁー」
どこか誇らしそうなガブリエル。そりゃそうか。ほぼ唯一の肉親に当たる存在が、立派にこの世界で人々に交じって生きてるんだ。これほど嬉しいこともそうないだろう。
さて、名残惜しく見送るのもそこそこにして。俺たちも進むとしよう。目的のガーデンまでもうすぐだ。
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「おやおや~? もし、そこのカップルさんたち」
ガーデンに入ってすぐ、俺たちは露天商の女性に捕まった。妙に間延びした声、ローブで半分隠れてしまっている顔、足元までだらしなく伸びた青髪、極めつけと言わんばかりに店内に配置された色とりどりの小瓶に入った液体が、これまた妙に怪しさを引き立てている。
胡散臭い。それが第一印象だった。好奇心旺盛、かつ押され始めると弱いガブリエルが変な商品をつかまされる前に立ち去ろうとすると、
「あーっ! もしかしてクアさん?」
声を上げ、ガブリエルがびしっと指を露天商の女性に突き立てた。
その言葉に呼応して、女性はローブで隠れていた顔を露わにする。
「あったり~。よくわかったねぇ~」
クア=レーゲン。かつて世界を救うためにともに奮起した仲間の一人がそこにいた。
「は!? クア!? だってお前バザールではもっとこう、『癒し』がどうとか――」
「ん~? ここにあるの全部、体に良いものだけど?」
そういいつつ、クアが一つ手に取った瓶からは、癒しを想起させる清涼感など何一つ感じなかった。真っ黒な粘性の液体がとっぷりと中身を満たしている。クアが容器を傾けるたびにゆったりと重力に沿って流れていく。あれが体に良い……?
「絶対嘘だ……」
「嘘じゃないってば~。他で同等の効果のものを買おうとしたらすごく値が張るよ? ね?超良心価格~!!」
確かに値段は破格だけど……。
「だとしたらせめて身なりくらいは清潔感を出してくれよ。クアだってわかんなかったくらいだしさ」
どう見ても非合法に危ない薬を売りつける輩にしか見えないのだから。まあこの国で不正に露店を開くことは、とある理由からほぼ不可能に近いだろうけれど。今時暴徒でも、あの一見完璧な王様による制裁を恐れて問題を起こさないだろうしなぁ。
「シロはひどいなぁ~。ガブリエルちゃんはちゃんとあたしだって気が付いてくれたのに~」
「えへへぇー、直感だよぉー」
クアに撫でられごろごろと喉を鳴らすように甘えるガブリエル。やはり元殺戮兵器とは到底思えない。
そして、ガブリエルがさらりとついた嘘について、セトラに命じられた監督役として追及しなければいけない。クアに背を向ける形でガブリエルに耳打ちする。
(おい……力使っただろ)
(あ、ばれちゃったー?)
(いくら魔力感知が苦手だからって舐めないでくれ……。流石にそれぐらい分かるさ)
そう。唯一の懸念がこれだ。
ガブリエルに唯一残った魔法の力、それは軽い未来決定の力だった。効力としては、彼女が望むほんのわずかな幸せを手繰り寄せることができるといったもの。影響としてはほんの微々たるものだ。世界を転覆させうる力でもないし、暴発・暴走するようなものでもない。ガブリエルが「あ、これが起きたらいいなぁー」レベルで考えた、些細な空想を気まぐれで実現させる程度の力。
当の本人は、『ミカエルと対峙したとき発現した力のせいじゃないかなぁー?』などとあまり気にしていないようだが……。どうやら元々天使特有の機能として備え付けられた『未来を読む力』が、死を目前にした際に『未来を書き換える力』へと変質したらしい。
話を聞いた限りその時に発動した魔法よりも規模が小さいが、ガブリエルの身にまだ天使の力が残っていることが気がかりで仕方がない。俺としてはいっそ力ごと無くなってしまった方が心休まるのだが、ガブリエルの喜びを一方的に取り上げるのも、それはそれで心が痛い。
(だってだってぇ、クアさんに早く会いたかったんだもん!)
この通り本人に悪気はなく、ただクアに会いたかった一心なのだ。もしかしたら、さっきメタトロンに会えたのも、力の影響による巡り合わせかもしれない。
だから、むやみやたらに咎められない。嬉しかったのは俺も一緒だったから。
(……体に変なとこ無いか? どこか痛かったりしたら早く言うんだぞ)
(もう、心配しすぎだってば――!!)
「むふふ~。二人でこそこそするのはいいけど、あたしだけ仲間外れはやめてよね~」
と、クアが会話に割って入る。
「あっ、ごめんなさい!!」
「懐かしく雑な扱いでちょっぴり嬉しいけどね~。それで? 今日は何しにガーデンへ来たの~? 確か二人はちょっと離れた所に住んでるんだったよね~?」
「あー、今日は特に何しに来たってわけじゃないんだ。天気が良かったし、クアが店をだすって見たから久々に会いたいなって、ただそれだけ」
「ふ~ん。そっかそっか~。じゃあガブリエルちゃんの体調も順調なんだね~。それはよかったよかった!」
「別に病人ってわけじゃないもんー! みんなわたしのこと心配しすぎー!!」
「……。きっとみんなガブリエルちゃんのことが大事なんだよ。シロもあたしもそう」
「えっ……?」
「シロがあなたを選んだのも、あなたが大事だから。だからその想いをガブリエルちゃんも大切にしてあげてね」
「んー……?」
クアの言葉に首をかしげるガブリエル。
「な~んてね~。まあ今の話は冗談半分くらいに覚えてくれたらいいよ~」
「クアさんって時々変なこと言うよねー」
「うっ……良い話だったのに……」
折角のクア株上昇効果もまだまだ純真なガブリエルの前には無意味だったらしい。このままじゃあまりにも可哀想なのでフォロー入れとくか。
「その、なんだ……。ありがとうな。ってのも変だけど」
「なんのことかなぁ~。おねーさん馬鹿だからわかんないや~。……時々変なこと言うらしいし!」
照れながらとぼけたふりしたりして。きっとクアのことだ。しっかりと全部わかっている。
……こういうときだけ変にお姉さんぶりやがって。そういう気づかいはありがたいけどくすぐったいんだよ、あー恥ずかし。
「いつでもまたおいで。食いはぐれない限りあたしはこの辺りでのびのび適当に生きてるからさ~。ま、二人とも幸せそうだし当分は大丈夫そうかな~」
「ん。また来るよ。今度来るときまでには店構えしっかりしとけよな」
「任された~。あ、よかったら今度ガブリエルちゃんの薬ウチに卸してよ。見た目が良くなるからね~!」
「おっけぇー。ふっふっふ、その時は良い値で買ってねぇー。うちも稼ぎが良いほうってわけじゃないからさぁー」
「はいはい~。承った! じゃあまたね~」
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クアと別れ、再び町の中。
特に行く当てもなくぶらぶらと歩いていると、隣にいるガブリエルが往来を眺めながら不意に呟く。
「人ってやっぱり不思議だねぇ。一人ひとりの力はとてもか弱いのに、こうやって力を合わせて素晴らしい国を作ってる」
「んー。人間ってほかの種族と比べるとめっちゃ弱いから、そうしないと生きられないんだろうな」
かつての旅を経験したからこそわかる。
人は無力だ。
賢者でもなく、魔族でもなく、天使でもなく。ましてや選ばれしものですらないただの人は、どうしようもなく無力なんだ。俺だって……。
「……すごいなぁ」
その言葉は、今のガブリエルだから気づき口にできるのだろう。
天使という立場を捨て、人と同じ目線に立った彼女だから。
「わたしも……力になれるかなあ」
ぽつりと、けれども確かな言葉を呟くガブリエル。
「限りある命になったけど、その時間を使って誰かの役に立てるのなら嬉しいなぁって、メタトロンとクアさんを見て思ったんだぁー」
……その言葉を聞いて少し驚いた。
ガブリエルが明確にしたいことを語ったのは初めてかもしれなかったから。
「――なれるさ」
たとえ種族が違えど手を取り会えることを教えてくれたのは、他ならぬガブリエルなのだから。
それに――、
「もう俺はガブリエルからいっぱい元気をもらってるよ。これ以上ないくらいに、力になってる」
きょとんとした彼女の顔。
「お、おお! 嬉しいこと言ってくれるねぇー!」
「だからさ、お返しとして俺もガブリエルのやりたいこと応援するぞ」
支え続けること、それがあの日新たに決めた俺の生きる目的。
彼女の思い描く生を全うできるように。近くでその輝きをこの目に焼き続けることこそが役目だ。
「えへへぇ、そっかぁ……嬉しいなぁ。……うん、じゃあ改めてよろしくねぇー!」
「ん。じゃあ、ひとまずセトラの所寄るぞ」
「えぇー!! なんでぇー!? なんでこの流れでそうなるのー!?」
「力使っただろ。念のためだ」
「いーやーだぁー!! セトラってばなんか手つきがエッチなんだもん! ねぇ、旦那さんとしてそんなところに無理やり連れてくのは間違ってるよぉー!!」
「ダ、メ、だ。お前の命の方が大事だからな」
「うわっ! いつも以上に聞き分けない!! 言葉は嬉しいけど全然嬉しくないよぉー!」
騒がしくどこまでも前向きな彼女の横で、彼女の目にする世界を共に見続けよう。
この大地に足をつけ、羽根を捨て歩く彼女の横で。
し、失踪してないよ。
投稿遅くなってしまい申し訳ないです。
たぶん多くの人にとってどうでもいい話なので理由は割愛です。
さてさて、ふんわり終わったガブリエルENDですが、結構悩みました。
ほんとはもっといろんな人出してガブリエルちゃんと絡ませたかったんですけどね。尺的に削った部分が多くて悔やまれます。
彼女は元敵側ということで、人類と天使との関係性を描くには必要不可欠でした。シロは最終的には可能な範囲で半共存を目指しましたけど、出会ってなかった場合確実に天使たちを殲滅してたと思います。もちろんもう一つの可能性としての自分もです。なのでガブリエルちゃん、実はこのお話の陰の功労者だったり。
ここまで長く続けてきましたけど、更新は次で一応おしまいです。最終的な設定とか残すかもしれないので、さくっとした人物紹介とかは投稿するかも……?
気長に待っていただけたら幸いです。できるだけ早く投稿できるよう頑張ります。
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