表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

番外

大きな窓から降る月明かりだけが照らす、とある一室。

時刻はもうすぐ丑三つ時、草木も風も寝静まり、聞こえるのは怪しく鳴く野鳥の鳴き声と、2人の女性の会話だけ。


「代太くんかー……」

「彼はお気に召しましたか?」


赤みがかった金髪の前髪をくるくる指でまきながら言う女性に、もう一人の両目に包帯を巻いた女性が言う。


「気に入ったというか、気になるというか……」

「おや?恋ですか?

いけませんね~生徒に手を出すのはダメ。ゼッタイ。ですよ」

「は――っ、なわけないでしょうが。

私が気になるのは彼から微かに人以外の『におい』がするってこと」

「っ……!」


『におい』

その一言を発した途端、もう一人の女性は顔の半分を包帯に巻かれている上でもわかるくらいの動揺の表情になった。


「ということは……」

「私達と一緒かもね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ