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AIによる劇場の幽霊の解説

作者: 千彩仙人

 私の先輩が劇団の団長をしています。先輩の彼女がその劇団の衣装を作っています。彼女はその他にも劇団の裏方の手伝いをしたり、脇役で劇に出演したりしています。数年前に、先輩の劇団の演劇を見に行きました。その数日後に、先輩が私を食事に誘ってくれました。


 先輩と2人で繁華街の居酒屋に行きました。そこで先輩と映画や音楽などの話をしました。会話の途中で先輩がこう言いました。

 「この間の公演をした劇場はさ、初めて利用したんだけど、彼女が劇場の控え室で女の幽霊を見てさ、それからずっと彼女の体調が優れないんだよ。知り合いに除霊ができる霊能者とかいたら、教えてもらえないかな?」

 

 私は知り合いに霊能者はいなかったので、こう答えました。

 「霊能者はいないですね、神社でも霊のお祓いをしてくれる所もありますよ。費用が通常よりも高くなりますが。女の幽霊って、どんな幽霊だったんですか?」

 「控え室に大きな鏡があるんだけど、その鏡の中に若い女の幽霊がいたんだって。彼女の背後にその幽霊がいて鏡に映っていたんじゃなくて、鏡の中にいたんだって。鏡の中から彼女のことを見てたんだって」

 「それは怖いですね。その女の霊が彼女さんに憑いたのかもしれないですね。彼女さん、生活に支障はないんですか?」

 「吐き気や頭痛があって、ずっと体がだるいみたいなんだよ」

 「それは辛いですね」

 「この間の劇で彼女が村人役をしてたでしょ、あの時も相当辛かったそうなんだよ」

 「劇場には幽霊が出るってよく聞きますが、その噂は本当なんですね」


 劇場にはなぜ幽霊が出る噂が多いのか、AIに質問しました。


 以下がAIの解説です。


 劇場に幽霊が出る噂が多いのは、歴史的な建物が多く、暗がりや音の演出、舞台装置のきしむ音や照明の不具合、客席の影などが、昔の出来事などと結びつけられ、怪談として語り継がれるのです。


 劇場に幽霊の噂が絶えない理由


 1、歴史と伝統:古い劇場は、長い歴史の中で多くの人のドラマを見てきました。その中で起こった出来事や、亡くなった役者・関係者の思いが宿っているという考え方が生まれます。


 2、「舞台」としての演出:劇場は元々、人を楽しませるための「非日常」空間です。そのため、音響効果、照明、暗転などを利用して「幽霊が出たかのような」演出が日常的に行われており、それが現実の怪奇現象と混同されやすい側面があります。


 3、物語の発生源:劇場は、悲劇や怪談が生まれやすい場所です。観客の感情移入や、演劇の持つドラマ性が、そのまま現実の怪談として語り継がれる土壌を作ります。


 これらの要素が複合的に絡み合い、劇場は「幽霊の噂が絶えない場所」として、一種のブランド化していると言えるでしょう。


 以上がAIの解説です。


 先輩と食事に行ってから、暫く経った頃に、先輩が花見に誘ってくれました。私が少し遅れて先輩たちが花見をしている公園に行くと、先輩と劇団の人たちと先輩の彼女がレジャーシートに座り、ビールを飲んで花見をしていました。


 私が靴を脱いでレジャーシートに座ると、横に先輩の彼女が座っていて、元気に明るく笑っていました。私はずっと彼女の体調が気になっていたので、彼女にこう訊きました。

 「劇場で女の幽霊を見てから体調が悪かったそうですが、体調は治ったんですか?」

 彼女が驚いた顔をしてこう言いました。

 「あ、そう! この間ね、渋谷の本屋で本を探していたら、その本屋にMさん(歌手で本も書かれている有名な方)が入って来たのよ。あ、Mさんだ!と思ってMさんを見ていたら、Mさんが真っ直ぐに私の所に歩いて来て、『辛かったわねえ』って言って私を抱き締めてくれたのよ。そうしたら涙が出て止まらなくなって、涙が止まったら体が凄く楽になったのよ。MさんがバッグからMさんの本を出して、その本にサインをして私にくれたのよ。それからは頭痛とかも起こらなくなったのよ」


 彼女からこの話を聞いた私は、『そんなこともあるのかあ』と驚きました。彼女はとても心の優しい人なので、劇場にいた女の霊が彼女に助けを求め、彼女に憑いたのかもしれません。


 彼女が善良な人なので、彼女の守護霊が彼女をMさんに会うように導くことができ、彼女は本屋でMさんにお会いできたのだと思います。



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