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手放すということ~それ、あなたの人生に必要ですか?~

作者: たてみん

 皆さんこんにちは。

 今回のお題は「手放すこと」です。

 単純にこの言葉を聞いてどのような想像をするでしょう。

 物理的に今持っている物を放すことも「手放す」ですが、今回はどちらかと言うと物以外になります。

 例えば資格や権利、関係性。そう言ったものです。

 具体例を挙げると、


・学校を卒業することで先輩としての立場を手放す

・習い事を止める

・バンドを解散する

・子供を独り立ちさせるために実家から追い出す

・著作権、特許などを手放す

・ダメ夫と離婚する

・10年来の友人との縁を切る

・会社を退職(転職)する

 などなど


 私事ですが、つい先日5年間続けていた仕事を辞めました。

 他にも去年は15年程続けていたコミュニティから脱退しました。

 もちろんそれだけ長く続けていたものですので、ぽいっと捨てられた訳ではありません。

 手放す前は、本当に良いんだろうかとすごく悩みました。

 特に大抵のものが「一度手放すと二度と手に入らないもの」だからです。

 私が手放した2つも「やっぱり気の迷いだった」と言っても元には戻りません。

 そして長年続けているものほど、それが自分の生活の一部で無くなってしまうと自分は空っぽになってしまうと思ってしまいます。

 そう言ったものが皆さんもお持ちではないでしょうか。

 そこで一度自分に問いかけて欲しいのです。


「それ、本当に必要ですか?」

「いつまで持ち続けますか?」

と。


 それで「これは必要なもので死ぬまで持ち続ける!」と言えるものであれば、誰憚ることなく持ち続ければ良いと思います。

 他にも「あと1年で区切りがつくから」と明確な期限が切れるものであれば、それまで持っているのもありです。

 しかし「いや別に」「惰性で続けているだけ」「辞めたら外聞が気になる」などでしたら思い切って手放しても良いかもしれません。

 少なくとも、それであなたの人生が空っぽになってしまう事はありません。

 手放して空いた所には自然と別の物で埋まります。

 それは今まで「時間が空いたらやろう」と思っていた物かもしれないし、セカンドライフ、サードライフの始まりかもしれません。


 セカンドライフと聞くと老後をイメージするかもしれませんが、人生の分岐点と言うのであれば「親の庇護下にある間(学生時代)」をファーストライフ、「自分の生活費を稼ぐ期間(会社務め、店舗経営など)」をセカンドライフ、「資産を構築して自適に暮らす期間」をサードライフ、「年金生活(俗にいう老後)」をフォースライフみたいに分けられるでしょう。

 だから私も今回手放したことをきっかけにサードライフに踏み入れたんだな、くらいに思ってます。

 お陰で今は心身ともに身軽な状態です。


 あと言えるのは、手放した後で「やっぱり手放さなければ良かったかな」とは考えない事です。

 前述の通り、手放したもののほとんどが2度と元には戻らないものなので考えるだけ無駄です。

 またそうやって後悔する人は、同じくらい手放さなかった時に「やっぱり手放しておけば良かった」と後悔していたでしょう。

 同じ後悔するなら前かがみに倒れ込みながら後悔すべきです。

 その場で動かず倒れると底なし沼に嵌った時のようにズブズブと抜け出せなくなります。

 だから是非自分の人生に変化をもたらしましょう。



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