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五、デート、ダイジェスト。疲弊する2人

 うーん、ぎくしゃく。


 少しだけ、肩の荷をおろした大助だったが、2人のぎくしゃくした関係はより増していた。

 では、ダイジェストのスタート。


 3度目のデートは佐賀の呼子へ、昼飯は勿論イカ定食、遊覧船で七ツ釜を見学した。

 時折、会話は弾むもの、大助は遠方へのデートが重荷に感じはじめる。


 時間がとれない時は、カラオケや映画に行く。

 大助の大好き(決して韻を踏んでいるのではない)なカラオケ。

いいとこを見せようとしたが、彼より芽衣ちゃんの方が歌上手だった。

 しかも間髪入れず、曲を連続で予約するのは閉口する。

 大助も歌いたいのに~。

 映画は「アナと雪の女王」・・・でも何故、佐賀の映画館?近場でいいのに大助はそう思った。


 出会って5ヶ月経ったある日。

 大助は新車を購入した。

 というのも販売店に勤める友人から熱心に購入を勧められたからだ。

芽衣ちゃんに言っていなかったので、驚くだろうなと思いつつ、いつものように待ち合わせ場所へ。


当然、彼女は変な顔をするが、とくには触れず大分県へ車を走らせる。

今日は大助が念願だった城島後楽園遊園地で遊ぶ予定だった。

デートなら遊園地っしょ・・・なんと古風な(笑)。

ところが・・・。


「遊園地やめません」


「えっ、なんで?」


「いい年してねぇ」


「そう?」


「ほら、安心院にサファリパークがあるでしょ」


「あるね」


「そこ行こ」


「・・・うん」


 という訳でサファリパークーへ。

(遊園地、行きたかった・・・)

 モヤモヤした気持ちで大助は車を走らせる。


 サファリパークに着き、車で中を巡る。

 舗装されているが決して綺麗とは言い難い道だった。

(新車なのに・・・)

 大助は、サファリパークの道を進みながら、心で泣いた。

 隣の芽衣ちゃんは喜んでいる。


「はぁ」

 帰りの道およそ2時間以上、車を走らせる。

大助は気づかれないように溜息をついた。



 お互いの想いがすれ違う2人、佐賀県小城町でついに決別の時が訪れる。

 次回「鯉こくを食べて恋に終わりを告げる」お楽しみに。

 ・・・書くの気が進まないなぁ(笑)。

 


 2人はおわりを迎えるのか・・・それとも。

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― 新着の感想 ―
[一言] >鯉こくを食べて恋に終わりを告げる 気になる〜。 このタイトル、実話なのかも気になります。
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