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構陣師  作者: ゲラート
第3章 残虐戦機の脅威
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心の眼

「はっ!」

私は足場のシールドを蹴り、残虐戦機の所に跳躍しました。

『チッ。チョコマカト!』

残虐戦機は目からビームを出して迎撃して来ました。

「ライトワイヤー」

私は光の糸を近くのビルに伸ばして空中で軌道を変えました。

「ライトネット」

そして大きな光の網をビルの間に3個放ちました。

「ふっ」

私は空中で光の糸を離し、光の網に飛び込みました。そして反動を利用して残虐戦機の懐に飛びます。

「白峰影月流、月華」

私は残虐戦機の胴体に切りつけ、六枚の花弁を咲かせました。

『グハッ』

残虐戦機はうめき声を上げてタワーに体を打ち付けました。


『ハァ、ハァ。キ、効カネェヨソンナ攻撃!』

残虐戦機は起き上がり、胴体の傷を回復させました。

「やはり回復されてしまいますか」

それでも私の目は傷ついた左胸から漏れ出る光を捉えていました。

「ではこれならどうですか?」

私は腕を後ろに引き、光が見えた所に狙いを定めました。

「白峰鏡月流、光旋嵐月衝」

私は光が見えた所に突きを放ちました。

『バ、バカナ!アノ一瞬デコアノ場所ガ見エタッテノカ?!』

動揺した残虐戦機の左胸に刃が吸い込まれーーー

「よし、決まっ」

装甲の隙間から光が下に動くのが見えました。


「くっ。まさかコアが動くなんて」

私は急いで元の長さに戻った紅雪を構えました。

『チッ。見エテンノカヨ!マタ死ンダフリデ隙ツケルト思ッタノニアテガ外レタゼ』

残虐戦機はそう言ってタワーを殴りました。

「これは本当に目だけではどうしようもなくなって来ましたね…」

もうコアがどこにあるのか見当もつきません。仮に見つけてもまた避けられる可能性が高いです。


『カカカ。ナラモット見エナクシテヤルヨ!』

残虐戦機はそう言って体からスモークを出しました。

「でも見えないのはそちらも同じでしょう」

私の言葉に残虐戦機はビームで返して来ました。

『バーカ。オレニハレーダーガアルンダヨ。煙ガアッテモテメェノ位置ハ丸見エダゼ!』

残虐戦機はそう言ってスモーク越しにビームを撃ってきました。

「とっ、やっ、はっ」

そんな見えない所からのビームを私の体は捌いています。無意識のうちに躱しているようですね。

「…いっそのこと攻撃も流れに身をまかせてみますか」

私は目を閉じて紅雪を鞘に納め、感覚を研ぎ澄ませました。

『カッ。ヨウヤク観念シヤガッタカ!』

残虐戦機はそう言って目からビームを放ちました。

「そこ!」

私はビームを避け、ビームが来た方を斬りました。

「白峰影月流、光旋嵐新月」

私が紅雪を鞘に納めると涙が独りでに流れてきました。

「手応えあり、ですね」

『バ、バカ…ナ…』

タワーに金属音が響くと共にスモークが晴れた時、残虐戦機の目から光がなくなっていました。

正直見えない物の切り方が雑な感じはします。

次で沙夜の方も決着がつけばいいと思ってます。

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