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構陣師  作者: ゲラート
第3章 残虐戦機の脅威
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電脳の戦い

ドーターが破った門から入ると奥に巨大な影が見えた。

『フハハ。ヨク来タナ。侵入者ドモ』

巨大な影は喋りながら暗がりから姿を現した。

「無駄にデカいわね。どこか残虐戦機に似てるわ」

あたしはドーターに話しかけた。

『確かに。やっぱり残虐戦機が生み出したの?』

ドーターはバスターを向けながら聞いた。もうやる気満々ね。

『オレガアンナ小賢シイモヤシニ生ミ出サレタダト?フザケルナ!オレヲ生ミ出シタノハ魔王様ダ!』

ウィルスは魔王が作り出したのね。いかにも機械が開発しそうだから意外だわ。


『それにしてもわざわざポーズ決めて待ち伏せとか余裕だね。もっとマザーとか衛星とか狙えばいいのに』

ドーターは冷たい目でウィルスを見た。

『ハッ。ソンナモノ手下ノザコデ十分ダ。ソノ間向カッテ来ル敵ハオレガ倒セバイインダシヨ!』

こいつ自信過剰過ぎるわね。自分が倒されるなんて少しも思ってなさそうだわ。

「ならあんたを速攻で倒せばいいのね。シンプルでいいわ」

あたしはMePhoneを握りしめた。

『ハッ。ヤレルモノナラヤッテミロ!』

ウィルスはそう言って指を鳴らした。

「行くわよ、ドーター。バトルオペレーションセット」

『…イン』

あたしの振りにドーターは投げやりになりながら乗ってきた。


『話ハ終ワリダ。クラエ!』

ウィルスが地面に腕を叩きつけると、地面から衝撃波が襲って来た。

「ラスボスってよりは主人公の友達のガキ大将の戦い方ね」

衝撃波を避けるドーターを見ながらあたしは呟いた。

『ハ?言ッテル意味ガワカラネエンダヨ!』

ウィルスはそう言ってドーターをパンチした。

「トリプルアロー、発動」

あたしがチップを挿入すると、ドーターがボウガンから三連発の矢を放った。

『ハッ。大シタコトナイゼ!』

ウィルスは右腕に刺さった矢を物ともしないで殴ってきた。どうやらスーパーアーマーがついてるようね。


「エリアスチール、発動」

チップを挿入するとドーターはウィルスの前から消えた。

『ナッ?!ドコ行キヤガッタ?!』

「ソード、発動」

あたしがチップを挿入するとドーターの手が剣に変わった。

「矢が刺さった所を狙いなさい。傷を広げられるわ」

『了解。シラミネなんちゃら流、ほにゃらら月』

ドーターが切りかかるとウィルスの右腕が飛んだ。

『よし。これでパワー半減だね』

ドーターは得意げに胸を張った。

『ハッ。甘イゼ!フン!』

ウィルスが気合いを入れると右腕が生えてきた。

「自己再生…。無駄に生物っぽいわね」

『当然ね。私たちデータ生命体だから』

ドーターはウィルスをにらみつけながら言った。

「はあ。これは長期戦になりそうね」

あたしは手に持っているチップを握り締めた。

話がなかなか進まないですね。次から視点変更多目にしたいです。

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