表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
構陣師  作者: ゲラート
第4章 ファラオの呪い
121/185

サンドワーム

「沙夜さんが刺激するからこんなことになるんだ!一体どうするんだ!」

カネダはサヤを罵倒した。最初から狙われてたという話を聞いてなかったのか?


「そんなことで争ってる暇はないわ。来るわよ」

サヤはそう言ってサンドワームに矢を射た。

「ピギャ?!」

サンドワームは声を上げてひるんだ。だがそれも一瞬ですぐサヤの方に体を向けた。

「あまり効いてない…。巨体だから毒の回りが悪いようね」

サヤは険しい顔をした。

「槍で刺してもダメージは薄そうだな。どうにか急所を狙わないと倒せなさそうだ」

ロベリアはそう言って槍を握りしめた。


「また砂に潜られると狙いにくいな。誰かが攻撃を引き付けて地上に釘付けにしてくれたらかなり有利なんだが」

おれは装備を固めているカネダを見た。

「そ、そんな役目勇者のぼくには似合わないよ。君たちがやってくれ」

カネダは震えながら言った。


「元から期待してないからいいです。ここはパワーがあって防御もうまい私にまかせて下さい」

ジェシカはそう言って空間魔法から愛用のモーニングスターを出した。そして鉄球がついた鎖をグルグル回した。

「とりゃあ!」

そしてジェシカはサンドワームの体にモーニングスターを叩き込んだ。

「ピギャー!」

サンドワームは大きく体をのけぞらせた。さすがにダメージが通っているようだ。


「追撃するであります。クリムゾントルネード!」

エリザはのけぞった相手に赤い竜巻を放った。

「ピギャラッ?!」

サンドワームは赤い竜巻に巻き上げられた砂にやられて動けないようだ。これはチャンスだな。おれはサンドワームの体に無数の魔法陣を書いた。

「マグネイト」

おれが魔力を通すと砂鉄の刃がサンドワームを切り刻んだ。

「ピギャアア!」

サンドワームは声を上げて倒れ込んだ。

「トドメだ。くらえ!」 

ロベリアは槍をサンドワームの脳天に投げた。

「ピギャッ…」

サンドワームは小さな声を上げて動かなくなった。


「ピギィイ!」

仲間を倒されて怒ったのか2体目のサンドワームがロベリアを襲った。

「ホーリーシールド」

そこをすかさずリリエンヌが盾魔法を出した。

「ピギャッ?!」

サンドワームは頭を盾にぶつけて弾かれた。

「ふっ」

そこをすかさずサヤの矢が撃ち抜いた。

「ピギ?!ピギャアア!」

今度は先程のサンドワームと違い激しくのたうちまわった。さっきの毒とは違うのか?

「インド象も倒せそうなのを調合しちゃったようね。チェリル、くさタイプはむしタイプには効果はいまひとつだけどいけるかしら?」

「なんの話をしてますの?!」

チェリルはツッコみながらサンドワームを無数の魔法陣で囲んだ。

「サウザンドニードル!」

チェリルの声と同時に無数のトゲがサンドワームを襲った。

「ピギャアア…」

サンドワームは体から体液を噴き出して動かなくなった。


「ピ、ピギャアア!」

最後のサンドワームは叫びながら砂に潜った。敵わないから逃げるのか?

「砂に潜って攻撃するって言ってるわ。…役立たずの鎧の男を食ってやる、っと。…プリン、右に跳んで」

「クエッ!」

サヤの言葉に反応してカネダが乗っていたショコランナーのプリンが右に跳んだ。

「ピギー!」

その直後プリンがいた所からサンドワームが出てきた。そして跳んだプリンを追撃した。

「ヒッ。く、来るなー!」

カネダが絶叫する中一筋の光が走り、サンドワームの頭が落ちた。

「白峰影月流、光旋嵐閃月」

ヒカリがいつも通り涙を指で弾いて戦闘が終わった。

どうも戦闘描写が微妙ですね。

次はピラミッドに入ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ