表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
構陣師  作者: ゲラート
第3章 残虐戦機の脅威
101/185

最悪の融合

『ハッ。弱ソウナチビダナ。アイツハコンナノニ負ケタノカ』

ひとしきり吠えた後、残虐戦機は口を開きました。

「他人事のような口ぶりですね。もしかして中身はウィルスなんですか?」

私は残虐戦機に聞いてみました。

『イカニモオレハウィルスダ。ヨク気付イタナ』

ウィルスはあっさり自分が何者なのか明かしました。

「コアが破壊されても体を乗っ取れるものなんですね」

『ハッ。コアハアノモヤシノ脳ニアタルモノダ。直接体ヲ操レバ動カセルンダヨ』

なるほど。だからウイルスが完全に体の主導権を握っているわけですね。


『コノモヤシノ体ハオレノ力デパワーガ上ガッテイル。ツマリオレハ最強無敵ナンダヨ!』

ウィルスは支離滅裂な理論を展開しました。 

『オレノ強サヲソノ身ニ刻ミ込ンデヤル。死ネエ!』

ウイルスはそう言って目からビームを撃ってきました。さっきまでより威力がありますね。

「とっ」

私はビームを避けました。

『クッ。避ケルナ!』

ウィルスは叫びながらビームを乱射してきました。

「単調な攻撃ですね。残虐戦機なら撃つ場所変えてきてますよ」

そう言いながら私はビームを全て紅雪で切りました。


『クソ!ナメルナ!』

ウィルスは激昂して肩から金属製の翼を生やしました。

「飛べたんですね。知らなかったです」

『ハッ。オレノ空中戦ノ凄サヲ見セテヤル!』

ウィルスは翼から炎を噴射して飛びました。

『ハアァァ!』

気合いを入れてウィルスが飛んで来る時、下から槍が飛んで来ました。

『グハッ』

槍は翼を貫きました。

「白峰鏡月流、光旋嵐割月」

私は体勢を崩したウィルスを一刀両断しました。


『クソ。横槍ヲ挟ンデ来ルナンテ卑怯ダゾ!』

ウィルスは空中で体を修復しながら叫びました。

「文句があるなら飛ばなければよかったんですよ。マザータワーを壊すリスクをおかしてまで地上からは狙えないんですから」

マザータワーはマシニクルの情報の中枢ですからね。重要な所を壊すことを考えるとロベリアさんもなかなか投げれなかったんでしょう。

「残虐戦機はそのことも考えてタワーに張り付いていました。知能は残虐戦機の方が上のようですね」

私はウィルスに指摘しました。


『…確カニオレハアノモヤシミタイニ悪知恵ハハタラカナイ。ダガコアガ消エタ以上弱点モナイゾ!無限ニ直セル。オマエニ勝チ目ハナイゾ』

…そうなんですよね。修復出来ないほど粉々にすればいいのかもしれませんが、私にはそこまでの火力がある技はないです。

「本当にどうやって勝てばいいんでしょう…」

私は思わず頭を抱えました。

サブタイトルがうまく思いつきませんでした。短所同士組み合わせてみましたが思ったよりウザく出来てよかったです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ