第6話
前回の投稿で初めて感想をいただきました!
誤字、脱字の指摘だけでもいいので感想、評価お願いします!
あと投稿が遅いだけで失踪はしてません(汗
あしからず。
起床、時間はAM6:00。
視界の右上にフレンド申請が届いていますの文字が。
どうやって確認すればいいんだ?
ステータスみたいに声に出せばいいのか?
「フレンド登録」
お、出た出た。
目の前に広がる実体のない液晶に手を触れてみると反応した。
どれどれ…
お、メニューに戻るがあるってことはメニューもあるのか。
後で見てみよう。
っと、それはいいとして。
あ、やっぱりクリスさんか。
登録してっと。
これでオッケー。
今日は午前中から出かける予定もあるけど、その前に錬金ギルド行ってみたい。
そのために早起きしたんですからね。
ゲーム内ならいつでも空いてるだろって?
それはそうなんですけど。
それほど急いでるわけでもないし。
朝食は軽くパンにスープ。
腹拵えも済んだし、さぁ行こう。
やってきました、錬金ギルド。
ゲームの中でもこの時間帯はかなり静かだ。
出勤などが無い分、みんな朝はゆっくりなんだろう。
フィールドに出るのは10時くらいだろうから、後3時間はあるな。
「登録お願いします」
300Gを払って道具の使用方法のパンフレットを受け取った。
あ〜、これにチュートリアル的なのが書いてあるのか。
錬金釜や錬金壺に材料を入れ、MPを流すだけらしい。
中に入れた素材の品質や、流し込んだMPによって完成品の品質も変わると。
組み合わせによっては失敗することも多いため、最初のうちはレシピを買って、レシピ通りに錬金した方がいいらしい。
そして最後の方には、賢者の石の錬金に成功した場合、ギルドに報告して欲しいとのこと。
賢者の石とかあるんだな。
まぁ、最初のうちはコツコツレシピ通りに錬金していこう。
レシピを使えば余り失敗は無いみたいだけど、オリジナルのアイテムを錬金しようとすると、中々に大変みたい。
パンフレットの下の方には、Lv1ライフポーションの作り方だけが載ってある。
これ、お試しでやってみ?ってことなんだろう。
うーんと、
【回復アイテム】
Lv1ライフポーション
《使用機器》
錬金釜
《材料》
薬草×1
ゼラチン×1
最適MP使用量:3
お、簡単だね。
戦闘でも、製作でもMP使うならこれからはMP中心で上げていこうか。
釜に材料を入れて、釜に触れて、MPを流す。
お、完成まで10分か。
んじゃ少し待ちますか。
おし、できたみたいだな。
【回復アイテム】
Lv1ライフポーション レア度1 品質C
HPを15〜20回復する。
クールタイム10分。
薬草の1.5倍から2倍くらいの回復量か。
結構効果上がるな。
時間までに作れる分作りますか。
『錬金がレベルアップしました』
レベルが3になりました。
にしてもかなり時間かかりますね。
けど、レベル上がると少しずつ短くなっていくようです。
そろそろいい時間帯ですし、昨日頼んだツルハシを受け取ってからいつもの広場行こう。
この時間帯になると、プレイヤーも多くなってくるな。
昨日依頼を頼んだ人は…
「お、来たな。
頼まれた物は出来てるぜ。」
居ましたね、良かった。
「ありがとうございます」
【装備アイテム】
銅のツルハシ 65/65
レア度1 品質C+
ノーマル鉱石への与ダメージが2%増加する。
「いい感じですね。
材料まだあるんで、同じもの何個か作ってもらってもいいですか?」
「ああいいぜ。
ただこちらも無報酬でずっとやるわけにもいかないから、ツルハシ1本につき、20Gでどうだ?
相場よりはかなり安くしてるぞ」
「分かりました。
とりあえず5本お願いします。」
「わかった5本なら明日の昼には全て出来てるはずだ。
ツルハシが必要になったらその前に来てくれれば、出来てる分だけ渡そう」
「お願いします」
「それとフレンド登録しておこう。
昨日は出来なかったが、こういうのはフレンド登録しておいて、信用を得るらしいんだ。
このゲームは両者の合意がなければフレンドは登録も破棄もされないようだからな。」
そうなのか、知らなかったな。
「コルクだ。
よろしく頼む」
「よろしくお願いします」
「おはやーす」
広場に着くと、いつも通りクリスさんは露店を開いていた。
「おはよー」
「どうします?
そろそろいきますか?」
「了解、今フレンド呼ぶから待ってね。
すぐ来ると思うから。」
5分程待つと他に3人が集まった。
「んじゃみんな、紹介するね。
この人はミーティアさん。
ウチのお得意様で、今回の情報の提供者ね」
「そんな大した情報でもないとおもうんですけどね。
ミーティアです、よろしくお願いします」
「あめちゃんです。
騎士ロールでやってます」
「へるるるだよ〜。
生産、主に鍛治メインでやってるの〜」
「吉田です。
魔法特化でやってるかな。
よろしくね」
全員女の子か。
声からすると若そうに聞こえるけど…
「私達、高校の同級生なの。
今は丁度夏休みね。」
そうか、そんな時期か。
「まぁ早速だけど、連れてってもらいましょ?
報酬は帰って来てからでいいよね?」
「大丈夫です。
では行きましょうか」
「ここですね」
とりあえずは岩場に着いたものの…
「ここってただの岩場じゃない。
昨日も言ったけど、ほら、もうほとんど鉱石なんて残ってないわよ?」
「いや、掘ればいいじゃないですか」
「もう掘る場所無いですよ?」
いや、こんな風に…
カッ、カッ、カッ、バコッっと。
「ほら、どんどん掘り進めていきましょ?」
「え、オブジェクト破壊はできないはずじゃ…」
「オブジェクト破壊?って何です?」
「ほ〜、壊せるんだ〜」
いや、へるるるさんが高速で掘り進めてる⁉︎
「オブジェクトってのは地形や建物などの破壊不可能オブジェクトのことかな。
それを破壊することは基本的にはできないかな」
「いや、でも普通に壊せましたよ?」
へるるるさんが1人で突っ走ってる⁉︎
「街の建物にダメージが入らなかったから地形にもダメージは入らないと思っていたけど違ったのね」
「奥まで掘り進めていけば、鉱床などがあるのでは無いですか?」
「そうですよ。
今のところ銅と錫しか見てませんけど。
多分ですけど黒曜石は岩場に露出してるものしかみてないです。」
暗くなった穴からへるるるさんの声が木霊して聞こえてくる。
「先入観のせいで地形は破壊不可能だと思い込んでたわ…
失敗したな〜
でも今のところ目立った穴は空いてないから、きっと中の鉱石は手付かずね。
早く確保しておきましょ。
中に敵は沸いてないよね?」
「自分で掘ってた限りだと1度も会ってませんね」
穴からふぉぉ〜って、いやなんて声出してんのw
「じゃ、吉田は周辺警戒、ってか後ろから敵が入ってこないか見ておいて。
私とあめちゃんは掘り進めるから、ミーティアも自由に掘ってて。
昼少し過ぎたら一回は帰るから」
「わかりました。
ところでへるるるさん追いかけなくていいんですか?
結構進んじゃってますけど」
「あぁ、気にしなくていいよ。
なんかあったら戻ってくるだろうし」
「私は入り口付近から目に見えるモンスターに魔法でも飛ばしてレベル上げでもしてるかな」
クリスさんとあめちゃんも掘り始めちゃったし…
みんなで団体行動とかはしないわけね…
《名前》 ミーティア
《種族》 ヒューム
《レベル》4
《基礎ステータス》
HP 25/25 MP 15/15
Str 7 Vit 5 Dex 5
Agi 5 Int 14 Luk 10
《スキル》
杖Lv6 体術Lv2
火魔法Lv4 水魔法Lv4 風魔法Lv4
土魔法Lv4 雷魔法Lv1 氷魔法Lv1
光魔法Lv1 闇魔法Lv1
次元魔法Lv1 無魔法Lv1
鍛治Lv1 木工Lv1 錬金Lv3 調理Lv1
採掘Lv10 伐採Lv1 釣りLv1 狩りLv1
召喚術Lv1 調教Lv1
鑑定Lv6 隠蔽Lv1 開錠Lv1
危機察知Lv1 回避Lv1
速読Lv3 解読Lv1 占いLv1
体調管理Lv1 鉱石知識Lv1
ボーナスポイント:残り2
《アイテム》
木の杖 旅人の服 革の靴
銅のツルハシ アイテムボックス
薬草×18 錫鉱石×2
Lv1ライフポーション×12
《所持金》3700G
誤字、脱字の指摘、よろしくお願いします。