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第5話

 今思ったんだけど、いろんなスキル取ってる割には魔法と採掘ばっか使ってるよな。

 釣りとか狩りとか錬金とか占いとか。

 取ったのに使ってないなんてもったいない。

 これらも有効活用していきたい。

 帰り道、必要なもの買ってって明日からいろいろつかってみよう。

 錬金で多分ポーションとか作れるかもしれないから、錬金からやってみよう。

 それなら錬金の本も借りてから出ますか。




 ということで、錬金ギルドにやってきました。

 でっかい釜で緑とか紫とピンクとかやばそうな色した液体が煮られている。

 カウンターにいる人に聞いてみよう。


「すいません」

「どうされました?」

 鑑定できないからこの人はNPCか。

「錬金に興味があって、やってみたいんですけど」

「錬金のスキルは持っていますか?」

「はい、もってます」

「それなら使用料を払えばここの道具を使えますよ。

 一月で300Gです。

 どうします?」


 1日で10Gって考えれば安いんだろうけど、今の俺からしたら結構な大金だ。

 今日はやるつもりもないし、明日また来ようか。


「うーん、とりあえず明日からにしたいんで明日来ますね」

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」



 明日から始めるなら宿に戻ったら予習しないとな。

 ただ資金が欲しいからフィールドで少し金策してこよう。




『採掘がレベルアップしました』



 おし。

 結構暗くなって来たし帰りましょう。

 区切りもいいしね。

 銅が結構取れた。

 狩りは角ウサでなく、スライムを狙ってました。

 ゼラチンが錬金で使えたはずだからね。




 《アイテム》

  木の杖 旅人の服 革の靴

  初心者のツルハシ(壊) アイテムボックス

  薬草×30 角ウサギの肉×1

  銅鉱石×51 錫鉱石×2 ゼラチン×12



 銅とウサ肉は売っちゃおう。

 錫とゼラチンは取っときます。




 この前買い取ってくれた人いるかな?

 顔見知りの方が気が楽だからね。

 お、いたいた。



「こんばんわー」

「お、昨日のお客さん」

「また買い取ってもらいたいんだけど」

「いいですよー。

 何持ってきたんですか?」

「銅とウサ肉かな」

「お、銅ですか。

 今、鍛治持ちの人に人気なんですよ。

 今日の朝から出回り始めたんですけど、金策にも鍛治のレベル上げにも使えるみたいです。」

「そうなんですね。

 んじゃこれ」


 銅を51個とウサ肉を。


「えっ。マジですか⁉︎

 どんだけあるんです⁉︎」


 ん?どゆこと?


「どうやってこの量集めたんです?

 普通こんなに取れませんよ!

 どこで取って来たんです⁉︎」

「いや、普通に街の南西の岩山ですけど?」

「いや、こんなに取れないでしょ!」

「いや、これ午前中だけしか採掘してませんよ。

 しかも戦闘の合間に採掘してましたし。

 これくらい普通ですよ?」

「いや、普通じゃないです。

 採掘なんてそもそも鉱石なんて生成量が少ないし、採掘にも時間がかかるから、採掘してる間に敵が来ちゃうじゃない。

 一回やめたらまた最初からゲージ削らないとだし。」


 この人、素の口調がでてきたぞ。


「なんでそんな詳しいんです?」

「そりゃ私だってずっとここにいるわけじゃないよ。

 買い取った物だけじゃなくて、知り合いと採取したものも売ってるんだから。

 さっきもいったけど鉱石なんか木材よりも生成量が少ないから、今頃はもう取りつくされてるよ」


 普通に掘ってればそこそこ出てくるけどな。


「まぁいいです。

 換金いいすか?」

「まぁいいって…

 それじゃ全部換金しちゃっていいわけね?」

「はい、お願いします」

「それじゃあ銅は1つで60G、角ウサギの肉は30Gね」

「銅高くないですか?」

「この時期ならそうでもないよ。

 鍛治ギルドだと銅の製品の依頼が常に報酬100Gで出てるらしいわ。

 私達が60Gで仕入れて、鍛治持ちに80Gで売ると丁度いい感じになるのよ」


 銅って稼げるな。


「また持ってきたら、同じ値段で買い取ってくれます?」

「まだ持ってこれるの?

 …ねぇ、次に採掘行くときに連れて行ってくれない?

 情報料払うから。どう?」


 うーん、穴場っぽいからもう少し稼いでからにしたいけど、そんな事してたら他の事できないしな。

 連れてってもいいか。

 情報料も貰えるみたいだし。


「わかりました。

 いいですよ。

 あしたの午前中でどうです?」

「わかったわ。

 あしたの午前中ね。

 情報料は1人につき、1000Gでどう?

 私含めて4人なんだけど」

「1000Gもいいんですか?

 大した場所じゃないですよ?」

「あなたが言っているのが本当なら1000Gなんて安いもんだわ。

 とりあえずは買い取りの3090Gね。

 あとフレンド申請飛ばすから、承認しといて」

「メニューからですか?」

「そう、フレンドリストを見ればいいよ。

 名前はクリスだから」

「わかりました。

 よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくね」




 ふぅなんかいきなり忙しくなったな。

 今日はもう宿屋に戻るか。



 夕飯は宿屋の食堂で食べよう。

 普通に鯖の味噌煮が出てきた。

 美味しかった。





 《名前》 ミーティア

 《種族》 ヒューム

 《レベル》4

 《基礎ステータス》

  HP 25/25 MP 15/15

  Str 7 Vit 5 Dex 5

  Agi 5 Int 14 Luk 10

 《スキル》

  杖Lv6 体術Lv2

  火魔法Lv4 水魔法Lv4 風魔法Lv4

  土魔法Lv4 雷魔法Lv1 氷魔法Lv1

  光魔法Lv1 闇魔法Lv1

  次元魔法Lv1 無魔法Lv1

  鍛治Lv1 木工Lv1 錬金Lv1 調理Lv1

  採掘Lv10 伐採Lv1 釣りLv1 狩りLv1

  召喚術Lv1 調教Lv1

  鑑定Lv6 隠蔽Lv1 開錠Lv1

  危機察知Lv1 回避Lv1

  速読Lv3 解読Lv1 占いLv1

  体調管理Lv1 鉱石知識Lv1

  ボーナスポイント:残り2

  《アイテム》

  木の杖 旅人の服 革の靴

  初心者のツルハシ(壊) アイテムボックス

  薬草×30 錫鉱石×2 ゼラチン×12

  《所持金》3800G

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