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death world  作者: big valley
3/4

ちょっと休憩

だが俺に武器がない事は知られないに越した事はない。

「ミユにはなんの武器が入ってた?」

ミユは、中からカチャリと音を立てて取り出したのは、

「ボウガンだよ。でも、使ったのは一回だけなんだよなぁ…」

いや何にで使ったんだよ。

「ちょうどいい!そこらへんの棒を誰かの頭に撃て」

「え!?まぁどうせ、殺し合うんだからいいけど...」

意外と怖い事言うねこの子

「ピュンッ」

ぴったり、一番近くにいた金髪に当たった。

「イテッ!なんだ!あぁ!」

「バンッ」

肩ギリギリに元警官が撃った。

「動くなって言ったよな?」

俺は窓から体育館へ乗り込み

「今だ!逃げろ!」

一斉に体育館中の人が外に出る。

元警官は焦って銃をカチャカチャしている。それもそうだろう。日本の警官が使う拳銃はSIG SAUER P230で装填弾は8+1だからな。

「俺らも逃げるぞ!」

走ってだいたい10分。雨が降っていた。

ちょうど洞窟を見つけた。

「ちょっと休憩、雨宿りしようか。と言うかここで1泊しようか。」

「うん。わかった。」

「だけど、そのまえに一つ俺は問わないといけない事がある。」

「ん?なに?」

「ミユ、お前は俺と敵対するか?それとも、共闘するか?」

これには、俺が武器を持っていない事を明かすか、明かさないかの見定めでもある。

「もちろん、私は共闘する気だよ。だって昔、いじめられた時にユウマ君は助けてくれたもの。だから今度は、私に助けさせて。」

ミユは、小学校、中学校、高校と一緒だった幼馴染で、小学校のころ転校してきて、いじめられていた。それをずっと、助けてやっていた。当時はヒーロー物が、大好きでミユのためではなく、弱い者を助けてる俺ってカッケーと思っていただろう。

「おう、じゃあ共闘しよう。絶対生き残るぞ。あとな、俺武器配布されてなかったんだよな…」

「うん、なんとなくバック開けた時の表情見てたらわかったよ~」

「ヘックション!」

濡れている服が冷たくて風邪を引きそうだった。そこで、我ながらないとは、思うが、

「なぁ、明日も大事だから、火を起こしたら、服脱がないか?」

変態だと思われても仕方ないと思うが、風邪を引かれては困る。

「う、うん//じゃあバックの燃料とライターで火を付けようか。あと、ぬ、脱いだ服は、紐で乾かしておこうか」

もう、すでに熱があるのだろうか?頬が紅く染まっていて、すごく、ドキッとする。

「そ、そうだな!んじゃ火付けるから紐をどこかに固定しといてくれ。」

そう言って俺は、火を起こし始めた。

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