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東方霊亜伝  作者: 神夜 晶
萃夢想
32/34

第21話

どうも、神夜晶です


今回は・・・霊亜と霊夢の雑談?っぽい話です

でも、ちゃんと本編なので安心して下さいねw?


でわ、どうぞ~

あれから数時間が経っていた

霊夢は神社の中へ

紫は魔理沙を魔法の森の自宅へと送られていった

魔理沙は送られる際に霊夢と約束をした

その約束とは『次は絶対に勝つ!』という約束だった

霊夢は至る所に少量の切傷があった

霊亜は霊力で霊夢の手当てをしている真っ最中だった



「ママ……大丈夫?」



「平気よ……と言いたいけど

流石にキツいわね

最近は弱いとは言わないけれど

私に傷を負わす異変なんて無かったから

油断していたわ

次に戦う時は最初から全力全壊でいくわ!

そう、殺す気でね……」



「……」



霊夢は自分の心中を話した

少し殺気立ってる霊夢を見て

霊亜は僅かに震えていた

それを見た霊夢は頭を撫でた



「安心しなさい

アンタを殺すなんて事は

絶対にしないから」



「ママ……」



その一言と頭を撫でられて

霊亜は震えが止まっていた



「さてと……私は少し傷を癒す為に寝るわ

霊亜、神社の仕事はやらなくて良いから

御飯を用意しといてくれる?

今日というより

この異変が終わるまでは

神社の仕事をしなくて良いわ

御飯を作るのと私の手当てに専念して頂戴」



「うん、分かったよ

ママの為に身体に良い御飯を作るね!」



「頼んだわ

じゃ、お休み」



「うん、お休みなさい!

出来たら起こすね」



「ん、了解」



そう言って霊夢は寝てしまった

現在の時刻は朝の10時を過ぎていた

時刻を知った霊亜は……



「まだ、お昼まで時間があるから

ゆっくりと身体に良い料理を

大量に作ろうかな~♪

少しでも節約して

力を付けてもらわないとね!

ママ、早く元気になってね……」



静かに眠る霊夢を見て微笑みながら

そう呟いていた

それから時間は過ぎて夜になっていた

霊夢は珍しく一人で修行をしていた

一から術を磨き

一から体術も見直していた



「ふっ!はっ!やぁ!」



「ママ、寝ないの?」



「はぁ……はぁ……

先に寝てて良いわよ~

私は、もう少し修行してるわ」



「そっか、余り無理しちゃ駄目だよ?

治ったとは言え

まだ無理は禁物だからね?」



「分かってるわよ

アンタも早く寝るのよ?」



「は~い」



「はぁぁぁぁ!」



ビュッ!ビュッ!ビュッ!

霊夢が拳を虚空へ突けば

『ビュッ!』という音が出ていた

なるべく地面に当たらない様に気を付けていた

何故なら霊力を乗せた拳だからだ

霊力を乗せた拳で殴れば

一発で地面にクレーターが出来るからだ



因みに朝に出来たクレーターは

霊亜が霊力で直したらしい



「こんなんじゃ駄目ね……

アイツ……萃香に勝てないわ

もっと速く、もっと鋭く

そして重い一撃を!

ハァァァァァァ!!!」



ドン!ドン!ドン!ドン!

霊夢の拳は想いが通じたのか

拳から拳圧が出る様になっていた

それでも満足しない霊夢は



『より鋭く

 より速く

 より重い一撃を私に!』と呟き

更なら高みを目指して

徹夜で拳を突いていった

~そして翌朝~



「やった……やったわ!」



霊夢は徹夜で拳を突いていた所為か

目の下には隈が出来ていた

しかし、その表情は疲れではなく

喜びを見せていた

そんな喜んでる最中だった……

ガラ!



「ん~……良く寝た~!

あれ? ママ?

もしかして……徹夜で修行してたの?」



「えぇ、そうよ

そんな事は良いのよ

それより聞いて頂戴!

遂に私は更なる高みへと上れたわ!」



「え?」



「見てなさい!」



「う、うん……(ゴク)」



霊亜は緊張して口の中にある唾を飲み込んだ

霊夢は霊力を乗せていない拳を

地面に振り下ろした

すると……

ドガァァァァアアアアン!



拳一発でクレーターが出来たのだ

しかも霊力を纏わせていない拳でだ

霊夢は何かを掴んだのか

それが出来る様になっていた



「す、凄いよ!

流石、ママだね!」



「ふふん、もっと私を称えなさい!」



「凄~い!」



「あ~……

感動した所為か眠くなって来た

少し寝るわ

御飯、テーブルの上に置いといてくれる?」



「うん、分かったよ

お休みなさい!」



「ん、お休み~」



「これを素の状態で出来るなんてね……

本当にママは凄いな~

僕も早く強くなりたいよ……ママ……

あっ!? これ直すのって……僕だよね……

ママぁ~……(泣)」



霊亜は泣きながら一人でクレーターを直していた

そして朝食を作るのが遅れたのは言うまでもない

その日は優雅な一日となっていた

霊夢は昼に起きて来て朝食兼昼食を食べた

夜も身体を休める為に

ゆっくりとした時間を過ごしていた



「今日は一日が長かったわね」



「そうだね~

何もしないでママと過ごすって

本当に久しぶりだね!」



「そうね

最近は異変やら神社の仕事やらで

構ってあげられなかったわね

まぁ、偶には良いでしょ」



「うん♪」



霊亜は、ゆっくり出来るのが

例え一日だったとしても嬉しかったのだ

霊夢と、ゆっくりする事が霊亜にとって

何よりも大切で

何よりも幸せな時間だった



「それじゃ、今日は一緒に風呂に入って

一緒に寝ましょうか?」



「本当!?」



「えぇ、今日は特別よ」



「わ~い!」



そう言って霊夢と霊亜は

一緒に風呂に入り

一緒の布団で寝た



そんな霊亜は夢の中に来ていた

寝る直前に来たいと念じたからだ



「どうだった?

今日一日、別世界の私と過ごして」



「うん、とても幸せな時間だったよ!」



「それは良かったわ

所で今日は何か用なの?」



「うん、ママに聞きたい事があるんだけどね

ハッキリ聞くけど……僕ってさ弱いよね?」



「えぇ、幻想郷の中で

“一番”弱いわね」



「そうだよね……

僕って強くなれる?」



「……(遂に、この時が来たのね

霊亜が強くなりたいと感じる時が

以外に早かったわね……

どうしようかしらね

私と同じ力を与えても良いけど……

それだと霊亜が居る世界は間違いなく滅ぶ

どうしたものかしらね……

あ、そうだわ!良い事を思い付いたわ!

やっぱり私ってば戦闘に関しては天才ね♪)」



その言葉と共に霊夢は固まった

固まったというより思考の渦に入ったのだ

そんな霊夢を霊亜が呼び戻した



「ママ……?」



「あ、何? どうかしたの?」



「ううん、途中で返事が無いから

大丈夫かな~って思って」



「えぇ、大丈夫よ

そうね……

霊亜、一つ聞くけど良いかしら?」



「何? 僕に答えられるなら

何でも聞いてね!」



「それじゃ、聞くわね

霊亜は……産みの親である私と

育て親である私

どっちを選ぶ?」



「……え?」



霊亜は質問の意味が分からなかった

何故こんな質問をするのか

霊亜は心の何処かで不安が募っていた

しかし、霊亜の不安は無用だった



「あ~……

何か勘違いしてるけど

別れとかそんなんじゃないわよ?

私が直々に修行を付けてあげるから

どっちかの世界を選びなさいって事よ」



「そっか~……

一瞬、ママが遠くに

行っちゃうのかと思ったよ!」



「ふふ、悪いわね

それで、どっちを選ぶ?

私を選ぶなら

今、私が居る世界へ

育て親の私を選ぶなら

私が直々に行って鍛えてあげるわ

どうする?」



霊夢は霊亜に聞いた

聞かれた霊亜は数分間、唸っていた

そして答えが出たのか口を開いた



「う~ん……

こっちの世界を選ぶよ!」



「それは、どうしてか……

聞いても良い?」



「えっとね!

ママを皆に紹介したいから!

僕の産みの親のママは

こんなにも綺麗でカッコ良くて

強いんだよって!」



「……

(霊亜……

本当に良い子に育ってくれたみたいね……

有り難うね、霊亜)」



「どうしたの?」



「何でもないわ

それじゃ、そっちの世界で

全ての異変が終わったら

私が直々に行くから

楽しみにしてなさい」



「うん!

その時は宴会を開く様に

ママに頼んでおくね♪」



「ふふ、有り難うね」



「うみゅ~」



霊夢は霊亜の成長ぶりに嬉しく思い頭を撫でた

撫でられた霊亜は目を細めて

気持ち良さそうにしていた



「それじゃ、何かあったら

また来なさい

何時でも、私は待ってるわ」



「うん、有り難うね、ママ!」



「えぇ、またね」



「うん、またね~」



別れを告げて霊亜は目を覚ました

目が覚めたら時刻は6時30分だった



「丁度良い時間に起きれたね~

さぁ、朝御飯を作ろう!」



そう言って霊亜は起き上がり

着替えて朝食の準備をした

~1時間後~



「ん~……

霊亜、おはよう……」



「あ、ママ!

おはよう~♪」



「今日は早いのね」



「うん、産みの親のママに会ってたの~」



「そう、何をしに会いに行ったの?」



「うん、ちょっと質問があってね?

それを聞きに行ったの!」



「ふ~ん……

顔洗って来るから

朝食の準備を頼むわ」



「は~い!」



それから霊亜と霊夢は朝食を食べた

朝食を食べた霊夢は

戦闘用の巫女服に着替えていた

そして霊夢は外に出て魔理沙を待っていた



「それじゃ、行って来るわね

宴会の準備、宜しくね」



「は~い!

……ママ!」



「ん? 何?」



「頑張ってね?

決して無理しないでね?

無事に帰って来てね!」



「はいはい、分かってるわよ」



「それじゃ、頑張って来てね!」



「えぇ、本気で叩きのめして来るわ」



霊夢は魔理沙が来るまで

鳥居の下に立って静かに瞑想をしていた

そんな霊夢を見て何かを思ったのか

霊亜は思い付いた行動に出た



「……あ!

ママ、忘れ物してるよ?」



「え? 何処?」



「ちょっと、屈んで?」



「何?」



そう言われて霊夢は屈んだ

屈んだ霊夢に霊亜は……



「えい!(チュッ)」



「っ!?」



霊亜は霊夢の頬にキスをした

所謂、朝の行って来ますのチューというのだろう

それ程までに霊亜は心配していた

もう二度と危険な目に遭って欲しくないと

心の奥から願っていた



「えへへ~///

無事に帰って来れる様にって

おまじない掛けておいたよ!」



「全く……」



キスをされた霊夢は最初こそ吃驚していたが

次第に苦笑いになった

霊夢は再び瞑想をして魔理沙を待った



「お~い、霊夢!」



「来たわね」



「変わったな、霊夢」



「そっちこそ纏う雰囲気が

少し変わってるわよ?」



「お前は変わり過ぎだぞ?

どんだけ修行したんだよ!」



「徹夜しただけよ

まぁ、強くなる何かを掴んだって事ね」



「へぇ~……

それじゃ、行くか!」



「えぇ、リベンジにね!」



「「……絶対に勝つぞ(わよ)!」」



そう言って二人は何処かへと飛んで行った

そんな二人を霊亜は心配そうに見送っていた

如何でしたか><?


少しだけ長く書けたかなと思います


でも、安定の駄文。。。


でわ、また次回に><

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