東方霊亜伝 番外4,2
どうも、神夜晶です
更新遅れて、すみません・・・
他の小説を投稿してました><
今回は永夜抄から書きます
口調とか間違っていたら指摘お願いします!
でわ、どうぞ~
霊亜は次なる場所へと向かった
次に向かうのは永遠亭だ
その途中で会ったのは……
「あ、霊亜ちゃんだ」
「あ、リグルお姉さん!」
そうリグル・ナイトバグだ
霊亜は何故かリグルだけを『お姉さん』と呼ぶ
本人に聞いても何となくだそうだ
「久しぶりだね!こんな所で、どうしたの?」
「うん、リグルお姉さんを探してたんだよ」
「私を?」
「(コクコク)」
「何か用かな?」
「はい、コレ!」
「これってチョコレート?
私にくれるの?」
「うん、僕が紹介される宴会に来てくれたでしょ?
来てくれた、お礼だよ~」
「そっか、有り難うね
大事に食べるよ!」
チョコを渡されたリグルは笑顔で礼を言った
霊亜も「渡して良かった」と心の中で呟いた
「どういたしまして!
それじゃ、次に行くね~」
「うん、見掛けたら声掛けてね?」
「は~い」
霊亜は次の人の所へと向かった
森を飛び続けて辺りを探したが次の人が中々見つからない
一旦下りて探そうとしたら後ろから声を掛けられた
「霊亜」
「ひゃう!?」
ビクッ!と霊亜は驚いた
声の主は探し求めていた者だった
「久しぶりね!
此処は妖怪が出るから危ないって注意したわよね?」
「うん、そうなんだけどね?
僕はミスティアお姉ちゃんに会いたくて来たの!」
探していたのはミスティア・ローレライだ
霊亜は以前の宴会の時に友達になったのだ
その時から会っては二人で歌を歌ったりして楽しく過ごしていた
「私に? 何か用なの?」
「うん、前に宴会の時に来てくれたでしょ?」
「あ~、そういえば行ったわね」
「その時の、お礼がコレだよ!」
「これってチョコじゃない?
幻想郷には少ないのに、どうしたの?」
「勿論、僕が作ったの!」
「材料は?」
「紫お姉ちゃんに貰ったよ?」
「ふ~ん……そっかそっか
有り難うね? 後で美味しく頂くわ」
「うん!それじゃ、次行くね?」
「えぇ、また一緒に歌いましょ?」
「うん♪ またね~」
「えぇ、またね!」
霊亜はミスティアと別れて次の場所へ向かった
次の場所は人里だ
霊亜は紹介される前は来れなかったが
紹介されてからは買い物に良く来るので結構人気者なのだ
人里に着いたら歩いて目的の人物を探す
「あ、発見!」
「ん? 霊亜じゃないか
久しぶりだな、元気にしてたか?」
「うん、元気だったよ!」
目的の人物は寺子屋の教師、上白沢慧音だ
慧音とも知り合いだ
以前の宴会に霊夢の息子だと知って励ましてくれたらしい
それ以来霊亜は慧音を見ると甘えるのだ
「そうかそうか、人里に来たという事は買い物か?」
「ううん、慧音お姉ちゃんを探してたんだよ」
「私を?」
「うん、はいコレ!」
「これは……チョコレートか?」
「うん!前の宴会に来てくれたからね
その、お礼だよ~」
「そうか、霊亜は偉いな」
「うにゅ~♪」
慧音は礼をするという行為に感動して頭を撫でた
霊亜も気持ち良さそうにする
「これは後で食べさせてもらうよ」
「うん、次の人に行くから
またね?」
「あぁ、また人里に来ると良い
何時でも歓迎するよ」
「うん、有り難う!
またね~」
「あぁ、またな」
霊亜は次の場所へと向かった
次の場所は魔法の森だ
アリス以外に魔法の森というと二人だけだか
その内の片方は男なので除外
残る一人は言わなくても分かるだろう
「魔理沙お姉ちゃ~ん!」
霊亜は魔理沙の家に来ていた
大声で呼んだが一向に出て来る気配が無い
霊亜は「ママの所かな?」と思い次の場所に向かった
次の場所は竹林だ
普通の者なら迷うが霊亜は何故か迷わない
「あ、罠がある……」
「ウッサッサッサ!良く来たね、霊亜」
「やっぱり、てゐお姉ちゃんだ~!」
「霊亜も罠を見破る様になって来たウサね」
「うん、何十回も罠に掛かれば見破れる様になるよ……」
そう、霊亜は以前に此処に来たのだが罠に掛かった
それを知った永琳と輝夜は激怒とは言わないが
怒って、てゐを懲らしめた
勿論、最後に止めたのは鈴仙だ
なので鈴仙に対する悪戯も回数は減ったらしい
「そっか
所で、迷いの竹林に何の用ウサ?」
「うん、コレをてゐお姉ちゃんに」
「チョコ? 私にくれるウサか?」
「うん、宴会に来てくれたからね
お礼だよ~」
「そっか……有り難う、霊亜」
「っ……!? うん!」
霊亜は少しだけ吃驚した
何故なら、てゐが心の底からと言える程の笑顔をしたからだ
普段は心の底から笑わない故に吃驚したのだ
霊亜も嬉しくなり自身も笑った
「それにしても、コレを届ける為に態々此処まで来たウサか?」
「うん、僕にとっては大切な事だからね」
「そうウサか、取り敢えず姫様にも会ってみては?」
「元々、そのつもりだよ
鈴仙お姉ちゃんは?」
「それなら良いウサ
鈴仙も永遠亭に居るよ」
「そっか、教えてくれて有り難うね!」
「良いって事ウサよ
チョコの礼だね」
「またね~」
「うん、またね」
霊亜は永遠亭に飛んでいった
永遠亭に着き中に入ったら鈴仙が居た
「あ、霊亜ちゃんじゃないですか!
どうしたんですか?」
「鈴仙お姉ちゃん!
コレを渡しに来たんだよ」
「これってチョコですか?」
「うん、僕の手作りチョコ」
「貰っても良いんですか?」
「宴会来てくれたでしょ?
その、お礼だよ!
それに今日はバレンタインだからね」
「そうでしたか、有り難うございます!
確かバレンタインって……」
鈴仙は嬉しそうに礼を言った
バレンタインの事で、いきなりブツブツと言い始め思考の渦に入った
思考の渦から救い出す様に霊亜が声を掛けた
「いえいえ、永琳お姉ちゃんと輝夜お姉ちゃんは?」
「師匠なら居ますよ
姫は妹紅さんと殺し合ってますね」
鈴仙は苦い顔で言った
霊亜も困った顔で答えた
「そっか、永琳お姉ちゃんに先渡そう!
輝夜お姉ちゃんと妹紅お姉ちゃんは、いい加減に仲良くすれば良いのに……」
「そうですね……
何だかんだ言っても楽しそうなので良いんじゃないですか?」
「それは、そうだけど~
やっぱり誰かが傷つくのは見たくないもん……」
「ふふ、霊亜ちゃんは優しいですね」
「そうかな? そうでもないけど……」
「いいえ、優しいですよ
それも幻想郷一ですね」
「そうだったら良いな~
それじゃ、次に行くから
またね!」
「はい、チョコ有り難うございました」
「どういたしまして!」
霊亜は永遠亭の中に入り永琳を探し始めた
永琳の部屋は予め知ってたので直ぐに見つかった
「あら、霊亜じゃない
どうしたのかしら?」
「うん、今日バレンタインでしょ?」
「あぁ、そうだったわね
残念ながらチョコは「違うよ?」え?」
「僕が永琳お姉ちゃんに上げに来たんだよ!」
霊亜は袋からチョコを取り出して永琳に渡す
永琳は貰えると思ってなくて驚いたが直ぐに笑みになり礼を言った
「霊亜……ふふ、有り難う」
「どういたしまして!
それに前の宴会の、お礼も兼ねてるからね!」
「そういう事ね
それでも、嬉しいわ」
「えへへ~」
永琳は嬉しいのか霊亜の頭を撫でる
霊亜は更に眩しい笑顔になっていく
「それじゃ、次の人に行くから
またね!」
「えぇ、また来なさいな
今度は遊びにね」
「うん!」
霊亜は永琳の部屋から出て縁側から空へと飛んでいった
迷いの竹林を少し進んだら大きな音がした
ドガァァァァン!
其処では弾幕ごっこが行なわれていた
「「はぁぁぁ!」」
ドォォォォン!
ドサッ!ドサッ!
弾幕ごっこを行なっていた二人は倒れた
「二人共大丈夫?」
「「霊亜!? 何で此処に?」」
二人は声を重ねて同時に言った
声が重なったのが気に入らないのか二人はムッとなる
左が蓬莱山輝夜で右が藤原妹紅だ
「うん、二人が居なかったからね
探しに来たんだよ」
「探しに来た? 私達を?」
「何か用なのか?」
「うん、以前の宴会で二人は来てくれたよね?
その、お礼だよ~!」
霊亜は「はい、コレ」と二人にチョコを渡した
二人はチョコ?と霊亜に聞いた
「そうだよ~
今日はバレンタインでしょ?
そのバレンタインも兼ねてのチョコだよ!」
「そう、有り難く貰っておくわ」
「有り難うな、霊亜
誰かさんは素直に礼も言えないのか、やれやれ」
「何ですって?」
「何だ、やるのか?」
「すとぉ~っぷ!」
「「霊亜?」」
「僕の目の前で殺し合いしたら
二度とチョコ作らないからね!」
霊亜は涙目で言った
二人は顔を見合わせてシュンとなり霊亜に謝った
「「ごめんな(なさい)……」」
「ううん、分かってくれたのなら良いよ!
それじゃ、次に行くから
またね? ちゃんと仲直りしてね?」
「えぇ、またね
最後の、お願いは余り聞けないけど……」
「あぁ、またな
同じく聞けるか分からないな……」
「それでも考えてくれたら嬉しいな♪」
「「うっ……(これで男っていうのが信じられないな(わね))」」
霊亜は笑顔で言った
二人は霊亜の笑顔で言葉に詰まった
霊亜は再び次の場所へ飛んでいった
如何でしたか・・・?
バレンタイン過ぎてて
この話書くとか・・・本当にすみません><
次回は萃夢想と花映塚です
でわ、また次回に><




