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黎明のカルディア~紛争学を修めた俺は、亡国の王女と共に「知識」という名の呪いで世界を塗り替える~

作者:立板三
最新エピソード掲載日:2026/03/14
「紛争地域において、知識を持つ者が行動しないことは、消極的な加担と同義である」

現代日本で「紛争研究」に没頭していた大学院生、高梨蒼介。彼は志半ばで命を落とし、三つの民族が対立する混乱の島カルディアに、カイ・ヴェルナーとして転生する。

そこは、強大なヴァルガ帝国による「浄化作戦」という名の虐殺が吹き荒れる地獄だった。
かつての知識が、戦場の「分断のメカニズム」や「ジェノサイドのプロセス」を冷徹に描き出してしまうことに、カイは深い罪悪感と呪いを感じていた。

しかし、運命は彼を平穏には留めておかない。 共に育った義姉、エルナ。彼女は数百年の時を超えて現れた、伝説の「統一王ヴェルナードの遺児」だったのである。

敵は彼女の血を求め、魂を喰らう王剣「エーヴィヒカイト」の封印を解こうと暗躍する。
迫りくる六千の帝国軍を前に、カイは決意する。

「知識は呪いだ。だが、使いこなしてみせる」
カイは現代の戦略論、兵站術、心理分析を駆使し、圧倒的劣勢を覆す策を次々と打ち出す。

それは時に友を死地へ送り、時に犠牲の数を天秤にかける、血塗られた「合理性」の道。
人々は彼を『若き天才軍師』と称えるが、その仮面の下でカイは、自らの判断で失われた命の重さに独り震えていた。

自らの「出自」に隠された衝撃の真実。 王の魂に侵食されていく姉の運命。
そして、地の底で脈打つ「亡者の回廊」の謎。

これは、名前も正体も失った一人の男が、大切な人を守るために「物語」という名の欺瞞を纏い、灰の中から新たな時代を築き上げるまでの、孤独と信頼の戦記。

「俺たちの夜明けのために。――続きは、明日だ」
第1話 灰と潮風
2026/03/14 22:22
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