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7 『質量』・『万有引力』・『重力』についての考察⑤
『一般相対性理論』での『重力』の扱いは『等価原理』に従って運動方程式“ F=ma ”と同等であるとして考えます。ただし、本考察はあくまで『古典力学』と『一般相対性理論』との関係性に焦点を当てることが目的であるため、遠心力については現段階ではあえて考慮から外していますのでご了承ください。
では、まずは質量から見ていきましょう。
“静止質量”、つまり動きを伴っていない物質の質量は、エネルギーとの関係式から導き出されます。
E=mc²
E:エネルギー(energyの頭文字) m:質量(massの頭文字) c:光速(celeritusの頭文字) ただし c は速度としてではなく係数としての扱いになります。
これを変形した
m=E/c²
という式で表されます。
前提条件に“静止”という要素を加えたのは、動いている物体の場合は少し式に変更を加える必要があるためです。
速度という要素が加わった場合の式が前に提示した式となります。