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6 『質量』・『万有引力』・『重力』についての考察 ④
1905年に発表された『相対論(特殊相対性理論)』では、それまでの物理学の常識を覆す概念が登場します。古典力学では特に定義されないまま使われてきた『質量』というものが、そこではエネルギーと同等のものとして示されていました。
以下の等式で表されます。
この時点ですでに『古典力学』と『相対論(特殊相対性理論)』の間には大きな隔たりが発生していますが、これがのちの考察に面白い結果をもたらすことになるので、よろしければ頭の片隅にでも留めておいてください。
ですがまずは『古典力学』と『相対論(特殊相対性理論)』の適用範囲を広げた『一般相対性理論』両者の関係を比較するところから始めていきたいと思います。
繰り返しになりますが、古典力学の五つの公式をおさらいしておきましょう。