13 数式
ここまでの思考実験で『万有引力』: “G(M+m)/r² ”と加速度a :“速度v/単位時間t ”が同質のものであると導き出しましたが、ここからは改めて判明した事実をもとにいろいろと考察していきたいと思います。※万有引力定数Gは係数ですから、とりあえず考えなくてよいものとします。
1 Mとmは質量ですので、両者を足し合わせたものも同様に質量です。
2 rは距離ですからその二乗は面積に等しいという考え方もできます。
3 “加速度”とは速度を単位時間で割ったもので、そもそも速度は距離を単位時間で割ったものですので距離を時間の二乗で割ったものと同等です。
なので、同質である『万有引力』と『加速度』の関係式はこうなるはずです。
質量÷面積=距離÷(時間)²
式を変形すると
質量=(面積×距離)÷(時間)²=体積÷(時間)²
となり、『相対論(特殊相対性理論)』でエネルギーは
の等式で表されますから、m(質量)に『万有引力』の式を当てはめると
E:エネルギー
となり、“空間”と“時間”の要素のみでエネルギーの等式を書き出すことができるようになってしまいます。
結構、驚きの事実ですよね?
次からはその辺りのメカニズムを解説していきます。
※今まで理論的にはおかしいと思われる考え方が正しいとされ一般的に定着してきたのは、“作用・反作用”という本来ならば無関係であるはずの法則を、不適切であるにもかかわらず強引に適用してきたことが原因だと私は考えています。