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霊感のない僕が体験した奇妙で怖い話  作者: 初めての書き出し小説風
7/12

第7話 伝染する同じ夢

正夢って聞きますが、経験はありますか?

他にも、いつも同じような夢を見る経験などは?

夢って色々とありますが、今回は同じ夢でもちょっとよくないお話です。



-----------------------------

これは怖いのが好きな友人と雑談をしてた時のこと。



「いきなりだけどさ、最近ね自分が死んじゃう夢を見るの」


「そんな夢見た事ないや笑 どんな感じなの?」


「…聞く?笑」


「えっ、夢やし笑 教えてよ」

その場のノリで出た話だったから特に気にせずに友人に答えた。


「わかった」

「あのね、すっごい場面場面な感じなんだけど…」

と、口をひらく。



「ふっと気がつくと横になっている自分がいるの。でも目は閉じてるから真っ暗で。」


「うんうん」


「それでね、遠くから猛ダッシュで走ってくる音がだんだんと近づいてくるの」

「そして音が近づくごとに気持ちが嫌な感じでドキドキしてて…汗もすごいかくのがわかるんだ」


「うん」


「でね、その足音が耳元の側までくると」



「…ゆるさないから…絶対にユルサナイ」



「すごい低い女性の声で言ってくるの」


「…こわぁ、、」


「それを聞くと…勝手に体が起き上がってさ」

「その話してきた人から走って逃げ出す感じのシーンに変わるんだ」


「うん」


「でね、振り返ることはできないんだけど。ガムシャラに走って逃げてて、でも後ろから追ってくる足音がずっとしてるの」


しゅたしゅたしゅたって


「そうするとさ、すごい走っていたはずなのに、だんだんと動きが遅くなって走れなくなるんだよ」


「…うん」


「したらもう身体が動かなくなって」



「後ろから押し倒されて首を絞められるんだ」

がっがっがっ…



「…次はだぁれ?」



うっ…くるしい、、んっ…


「その言葉を聞くと息がずっとできないまま意識を失うんだ」

「…でね」


「意識を取り戻すと、最初に戻ってさ」

「それを何度も繰り返す夢なんだよ」


「…こわぁ、なんなんそれ…」


「やばいでしょ…」



「でさ、この夢なにが怖いって」


「十分怖いけど…なに?」



「…この夢の話を聞いた人が次に同じ夢を見ちゃうんだって」


「…えっ?」


「俺はこれをオカルトが好きな友達から聞いちゃってさ」

「まさかそんな事起きないしょって思って聞いてたんだけど…」


「…」


「この話聞いたの3日前なんだよ。でさ、この3日間同じ夢みてる」

「…ごめんね、こんな話しして」


「あっ…いや、聞くって言ったの僕だし…」


「そっか、悪いね」



そんな話を聞いた僕は今日聞いた夢の話しを考えてしまう。

あの声…「次はだれ?」って言ってたな。。

それって…



その日は寝られない夜を過ごした。


------------------------

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