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凄腕占い師の妹  作者: たつたろう
プロローグ
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プロローグ

週一投稿で連載予定です。

今回は不定期になり過ぎないよう、頑張っていきたい……です。

よろしくお願いします。

 ―王国歴2022年、聖グラムの月、末日。


 この日、王都で一つの事件が起きた。

 明けて2022年、聖フォストリムの月、初日。

 事件の詳細は、王宮よりすぐさま各地領主、その領主の治める都市群、冒険者ギルドや商人ギルドなどの主要各ギルドにまで伝達された。


 その内容は、驚愕の一言。

 曰く、栄光ある王国騎士団長が乱心の末、多くの部下を殺傷し、王室占い師を人質に取って逃亡、以後行方不明となった、とのことだった。



 市民は驚き、慌て、不安にさいなまれた。

 それも当然であろう。

 護国の要たる騎士団長が、突如として乱心し、命を失った部下は14名にも及ぶ。いずれも精鋭たる王国騎士団員で、人品卑しからぬ傑物たちであった。

 いたましい事件に心を痛めるのもそうだが、一夜にしてそのような惨劇を演出した騎士団長が、未だ討ち果たされず、行方不明であるという。

 万一、出くわしでもしようものなら命はない。

 行商人や冒険者、王都の各地を固める衛兵に至るまで、皆、心持ちは同じであった。


 物語は、人質にされた占い師の妹、ルーテがダンジョン遠征から戻り、王宮に呼び出されるところから、動き始める。

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