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シャーロット、常識を教える

(えー…この能力強過ぎない?流石にこれは予想外だわ。盗賊相手だと殺しちゃう気がする…でも犯罪者なんだし別にいいのかな)

いろいろ考えていると、シャーロットがヒーローを見たかのような表情で話しかけてくる。

「圭吾さん。今のってどうやったんですか?剣を振った瞬間にいきなり魔物が真っ二つになりましたよ」

「頭の中で魔物が風で斬り裂かれるのを想像しながら剣を振っただけだよ。他の人にはこの能力のことは内緒にしてね」

シャーロットは強く頷く。

「ところで魔物の死体って売れたりするの?」

「この魔物はラルドウルフというF級の魔物なのであまり高くは買い取ってもらえません。それに魔物を買い取ってくれるギルドや武器屋も近くにはないので肉は腐ってしまうし、毛皮の質も下がってしまうので持って行ってもあまり意味は無いと思います」

「じゃあこの世界ではどうやって食べ物を遠くに運んでいるの?」

シャーロットは首をかしげる。

「この世界って、まるで他の世界から来たみたいな言い方ですね」

「いや、遠くの町外れの村から来たから世間の常識が分からないだけで、まさか他の世界から来たなんてことあるわけないよ」

「冗談ですよ。そんなことあるわけないに決まっているじゃないですか」

そう言ってシャーロットはくすっと笑う。

「ところで、遠くに運ぶ方法についてですよね。主に二つあります。一つ目は普通に荷台に積んで運ぶ方法です。これは食べ物や加工されていない素材などは質が下がるので運べません。そして、この一つ目の方法だと盗賊に目をつけられやすので高価な物を運ぶ際には二つ目の方法の方がいいと思います。それで、二つ目の方法なんですけど収納魔法を使う方法です。手軽に移動できるし、収納した物の時間を止める事ができるので食べ物などを良い状態のまま遠くに運ぶことが出来ます。それに盗賊から狙われにくいので高価な物を運ぶのに最適です」

「その収納魔法って俺にも使えるの?」

シャーロットはおどおどしながら答える。

「その…魔法には適性があることは知ってますよね」

「出来ればその事について聞きたい」

「分かりました。まず、魔法には六種類の属性があります。それぞれ火、水、風、光、闇、そして、この五つの属性以外の魔法がオリジナルです。圭吾さんがさっき使っていた魔法はオリジナルだと思います。オリジナルの魔法はとても珍しく、使い方が分からないのもあれば、とても強力なものもあります。次に、人は産まれた時点で使える属性が決まっています。だいたいの人は一種類しか使えませんが稀に二種類使える人がいます。三種類も使える人は国に呼ばれて大切に育てられるらしいです。ちなみに四種類以上使える人は見つかってません。よかったら今度何属性の適性があるか試してみますか?」

「楽しみにしておくよ」

こうしていろいろと話しながら歩いている間に日が沈みそうになる。道中に小屋があったので使わせてもらう。シャーロットから聞いた話だとこの道を通る人が休憩するために建てられたらしい。中が少し汚かったので軽く掃除をしてから寝ることにする。

「今日はいろいろな事を教えてくれてありがとう。おやすみシャーロット」

「おやすみなさい圭吾さん」

今回からやっと後書きを書きたいと思います。「何でいままで書かなかった!」と思う人もいると思います。すみませんでした。単純に何を書けばいいのかよく分からなかっただけです。これからは頑張って書くので許してください。えーと、投稿は二週間に一回か二回していきます。感想や評価など、気軽にしてもらえると嬉しいです!

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