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災厄の魔法使い  作者: 沢地 アイ
7/10

海の中

第7部ー!ぜひぜひご覧ください!

カクテルのアルコールが効いたのか、ヨハルは昨晩、そのまま寝落ちしてしまった。


そして、次の日.....


「ん....?」

ヨハルは起きると、窓のカーテンが閉まっていることに気がついた。「きっと従業員がしてくれたのだろう。」 彼はそう思った。


「もう朝、 か!?」


カーテンを開けたヨハルは、驚きのあまり大きな声を上げてしまい、すぐに口をつぐんだ。

「(マズい!他の乗客もいるってのに...!....いやしかし驚いたな。昨日は夜空、今朝は、

海の中、か。)」


窓の外を見た彼の目に飛び込んできたのは、一面の鮮やかな青。どうやら列車は、水面のすぐ下を、水面を微かに盛り上げながら、ゆっくりと進んでいるらしかった。






海の中






「(目がさめるほど鮮やかな青だ。この様子だと、今日の天気は快晴らしいな。いやー そっちも見てみたい!)」

魔法を使えばいつだって見れるのに、やはり彼は、この、”不思議な列車に乗って見る“ということに重きを置いているらしい。


「(....そういえば、終点はどこなんだ?まさか乗ったら最後 永遠に降りられないとかじゃあるまいし。)」

この列車の行き着く先を考えているうちに、ヨハルをまた眠気が襲う。

「(まぁ、いいか。どこでも。 降りたくなったら、不本意だが力を使えばいいし...)」


そう思いながら、また心地の良い眠りに落ちていく。




「皆様、おはようございます。今朝の御調子はいかがでしょうか。」


車掌の声でヨハルは目を覚ました。もうすっかり列車内は明るく、他の乗客たちも皆目を覚ましているようだった。


「(二度寝しちまった....二度寝ってなんでこんなに気持ちいいんだろうな....。)」

寝ぼけた頭で平和なことを考えていると、

「おはようございます。今朝のお目覚めはいかがですか?」

従業員が爽やかに声をかけてきた。

「おかげ様で最高だ。素晴らしい列車ですねぇ。」

寝起きだからか、彼の口調はどことなくふわふわしている。

「ふふ、ありがとうございます。そう言っていただけて光栄です。 今 朝食をお運びいたしますね。」

朗らかな微笑みを浮かべた従業員は、そう言って去っていった。

「(本当に良い旅だ....。)」

ヨハルは心からそう思った。


「深海〜、深海です。窓の外をご覧ください。」


朝食を食べ終えしばらくした後、列車は海へどんどん深く深く潜っていき、ついに深海に到着した。

車掌の言う通り窓の外を見ると、闇のように暗い中に、ポツン、ポツンと光が見える。

そして次の瞬間、


「うおっ!?」


列車の真横を何かが横切った。

燻んだ桃色の鱗を持つ、怪物のように大きな何かが。


「深海魚か?それとも魚じゃないものか?」


すぐさま彼の好奇心に火がつく。

あの生き物の後を追ってみたい!

しかし、今は列車の中だ。

どうしよう どうしようと考えていると、


「皆様、これより3時間、この列車はここで停車いたします。深海の観察、または深海での“散歩”を、

どうぞお楽しみください。」


「( なんだと!!!!!? )」








ご閲覧ありがとうございました!

ファンタジーっていいですよねぇ〜。

自分の中の世界観を勝手に文章にして物語を作ってもokなんて最高すぎます....!


よろしければ、評価の方、お願いいたします!

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