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個人的によくあると思っているプロローグとか一話とかの時間飛び

 さて、なににするか。叫ぶってのは論外。寝るってのも個人的にいいんだが妖怪がいるかもしれないしな、なし。あとは必然的に探索になるのかね。

 ……といってもどこを探索すればよいのやら。まわりは森なんだよなぁ……。適当に歩けばいいか。どっかになにかあるかいるかするでしょ。ほんとに食事が必要ないかも確かめなくちゃいけないし。そう、犬も歩けば棒にあたる。ではいってみよう。






 しばらく歩いた後、おれが初めて目にした生物は恐竜だった。いや、おまえなにいってんの。って言う話になるがあれは恐竜としかいえない。たしか……と考えてみるがさっぱり分からない。ただ、四つん這いではある。

 ここで、感動を覚えているのを一旦引っ込めて考える。


 おれすっっっっごい昔産まれ!?


 まあ、おいといて、とりあえずおれは恐竜をもっと近くで見たいから単純に近寄ってみた。もちろん後ろから。でかいな……。するといきなりそいつは後ろをむいた。もちろんおれがいるわけで


 グモォォォ……ていいながら逃げた


 ……え?

 おれが逃げたわけじゃない。恐竜が逃げたんだ。おれってそんなに怖い?なんかショックだなー。とつぶやいて後ろを向けばーーーー本能が危機を感じとっていたのかーーーー赤かった。そうそれはまるで口のなかのような……。と、ここまで考えておれは後ろに「うわぁあぁああ!?」大きく飛び退いた。その後ガチンと音を立ててそいつは閉まる。襲撃者は二足歩行の肉食恐竜だった。

 おいおい、死んだらどうする。正直勝ち目があると思えないし、逃げられるか不安だし。と、すると、戦うことになるのか。逃げるよりはいいんじゃないだろうか。


「ガアァァァアアッッッ!!」


 これを合図に戦いの火蓋が切って落とされた。






 ……とかいったがどう戦っていいか分からない。人ならある。でも恐竜はない。と、いうわけでさっきからおれは恐竜の餌にならぬよう、避け続けている。牙もとい噛みつきを。避けられているってことは体はいいんだろうが……。その前にこれに恐怖を覚えないおれがすごい。そして、何回か避けたあとおれは攻撃する決心をする。男は度胸!!あ、いま女だ。

 と、どうでもいいがこいつがおれをガチン!!とかいって食べるのを失敗した瞬間右足に向かって走り出す。……が速すぎた。


 「……は?」


 脳の処理が追い付いていませんよ。

 とにかく、一瞬で視界がかわる。ちょいと焦りぎみだが右足に回し蹴りを叩き込んだ。リーチとか変わっていたが問題ない。


 ブチン!!


 足がちぎれた。おれのじゃなくて恐竜の。恐竜は片足じゃ立てないらしく、倒れた。

 しかし、おれはそんなのは眼中になく、別の事を考えていた。


 ……なにこれ。


  ーーーちょとまってねーーー


 とりあえず目標が決まった。それは、力の制御だ。恐竜でああなるってことは人間にやった日には悲惨なことになる。ただ、恐竜ということはけっこう昔なんだよなあ。まあ、いいか。おれは力の制御の修行をするため恐竜をさがす。さっきの?ああ、放置だ。※スタッフもといハエが美味しくいただきました。






 はや数年。恐らく数年。自分の体にもなれてきた。とんでる?いいんだ。この体は生前と全然違う。力に動体視力。瞬発力に脚力。……と、他にもあるかもしれないが、うん、すごかった。なれないうちは、なにもいないところで走った。いや、これがすごいんだよ。視界が一瞬で変わるんだ。まあ、走れるようになったら次こそ恐竜とかとバトった。なんやかんやで自分の力には、なれた。






 で、修行の途中に不思議なものを見つけたんだ。それはコンクリートの壁、だ。

 コンクリートは自然物じゃなかった筈だから恐らく中に人がいるんだろう。……つまりこの世界は恐竜、妖怪と戦う世界か?そうだとすると別に昔でもなんでもないな。恐竜と妖怪をくっつける意味が分からないが。

 話は急に変わるが妖怪?はいた。あのコンクリート近くの森にもいる。……少ないが。そういや一匹襲いかかってきたんだよな。この世界妖怪が少ない気がする。それで、そいつはキシャーっていって襲ってきた。まるで獣だ。自我がなかったとも言える。普通に応戦してやったら逃げてったけど。

 ……うーん考えていたら人肌が恋しくなってきた。一人だけ喋る妖怪と会ったんだけど、結局殺しあいになっちゃったんだよな。しかもだいぶ前。

 別に前世ではボッチって訳でもなかった。一週間に一回は人が来ていた。たまーにバイトもしてた。まあ、要するに人と喋りたい。妖怪はだめだ。殺りあいになる。ただ、あの中に忍び込むのもな……。絶対門番いるから。ゲームに門といったら門番がいる。世の常だ。忍び込むのもな……じゃなくて忍び込めそうにない。囲まれたら何にも出来ない。うん、諦めよう。……寝るか。けっっっしてふて寝ではない。断じてないからな!






 その日、ある一団が南口方面森にきていた。ある薬のための材料を取りに来ていたのだ。

 団員の構成は男七に女一である。男はあきららかに武装しているが、女のほうは軽装で……いや、服である。武器というと剣に銃に刀に……とあるが女は弓であった。このことから見ても男は護衛であろう。

 で、女はというとため息をはいていた。今この団体はテントをはって休んでいた。その会話を聞いてため息をはいたのだろう。

 ちなみにテントは別れている。

 まあ、その会話をきいて女はーーー八意永琳は考えていた。






 はあ、なんでツクヨミはもうちょっといい人達を護衛にしなかったのかしら。確かにあのプロジェクトは人を割くけど薬師本人に材料をとりに行かせるのはどうかとおもうわ。さっきから自画自賛な話ばかり。そんなんだと、足下をすくわれるわよ。

 ……本当なら今日でポイントに行けたのにこの達は遅いから。


 ……と、永琳はここまで考えて横になろうとーーーー


 「妖怪だ!!」


 ……今日は厄日みたい。






 外では阿鼻叫喚な事になっていた。護衛は武装を解いて気を緩くしていたので交戦する暇もなく全滅した。襲撃した妖怪は三人。どれも知能がある。

 知能がない妖怪は頑張っても中妖怪止まりーーーーあてなまらないのもいるがーーーーで知能があればさらに上を目指せるのだ。そして知能あるというものは集団で行動するのがいる。利害一致すれば別種どうしでも手を組むことがあるからだ。そして妖怪は人間からすれば強い。それこそ首を簡単にへし折るほどには。一体なら倒すのが簡単だとしても集団だと倒せなくなるというのも、ある。

 とこれだけ書いてはいるが今回は護衛がアホばっかだからだろう。よく訓練されたものなら善戦とはいかずとも、応戦はできていた。

 ただ、この結果はテントのなかの護衛対象、八意永琳からすればたまったものではない。彼女も多少訓練は受けているが三体一は、いや、今から二対一になるが、かなわない。人数の差というのはそれだけアドバンテージがある。それでもどうせ見つかるなら……と永琳は素早く外に出て一人を弓で射る。


 ヒュンッッ


と音が鳴り、その矢は首に刺さりそいつは絶命する。それで永琳がいることに気がついたのか二人の妖怪は詠林に襲いかかる。もちろん、殺すために。永琳は応戦しようと矢をかけて……


 「お、人間じゃん」


止まった。

 その声は近くの木の上から聞こえた。永琳は今のところその人物を警戒しているのか、止まっている妖怪から距離を声の聞こえた反対方向へとる。そして永琳は声の主を妖怪に注意しながら見る。

 そいつは少女だった。青い髪で首の下ぐらいまで長く、また、青く全体的に短くなって動きやすくなっている小袿を着ていた。






 あっちの女性は人間で向こう二人は妖怪か。なんか生えてるし。いやしかし、すっっっごい警戒されてる。……そりゃそうか。殺しあってるのに第三者がきたら警戒するよな。

 とりあえずおれは寝ていた木からこいつらの前に跳ぶ。


 トン………


と自分でも驚くぐらい静かに着地。妖怪の方に対面する形をとる。つーかさ、すっごい赤いよ。そこら辺に人間の手足だと思うものが転がってるし。絶対血だろこれ。きったねー。

 ……人の死体を見てこの考えってどうなんだろう。


「お前は邪魔するのか」

「なんの」


 まあ、だいたい想像がつくが。


「その女を殺す」


 ほうら。さて、おれは妖怪だからな。でもこの姿ならばれないんじゃね?人をよそおって……妖怪を殺せるじてんで無理か。こんなガキは普通殺せない。まあ、それでも人を目の前で殺されるのはいや……でもないな。まあ、とにかく


「そうすっか」

「ならお前も殺す!」


 さあ、やりますよー。

 二人が襲いかかって来た。一人は正面から、一人は上から。おれはとりあえず正面からきたやつの拳を手のひらで流す。持ち上げて、そいつを盾に上からの攻撃を受け止める。


 ズボッ


 っておい。貫通してんぞ。使えん盾だな。

 貫通してきた拳がおれに届かないうちにそれごと捨てる。そいつは空に浮くわけで、走って近づき勢いを付け、タイミングを合わせて腹を殴る。これも貫通。これで二人とも死んだろ。

 ふっ脆いな。

 ……とりあえず女性の方に声をどうかけよう?なんか、今にも矢が飛んできそう。






 この妖怪……強い!!

 永琳はかまえながら考えていた。正に万事休すというときに現れた小さい妖怪。あの二匹をものの数分で葬り去った妖怪。私を助けた?いいや、違う。妖怪は人の畏れで生きていく。妖怪は人を食べる。

 恐らく、独り占めするために。だけど、一匹ならいけるかも知れない。


「なあ」

「なにかしら」


 焦るな。相手の一つ一つの行動をよく見ること。相手にさとられてはいけない。

 じとりじとりと手からでる汗が不愉快になってきていた。


「とりあえず弓下ろしてくんない」

「…………」


 なにを言うかと思ったら弓を下ろして?無理にきまってるでしょう……!!こいつはなにをゆってるのかしら?


「別に殺さないぞ?」

「信じられるとでも?」


 その言葉を聞いて妖怪は肩を落とした。そして視線も……下へ。


 今!!


 永琳は自分の直感を頼りに矢を放つ。それは相手の頭に吸い込まれるようにーーーーーーーーーー止まった。


 「……え」


 矢じりが頭を貫く前に、妖怪が肩を落としている状態のまま、左手で握るようにして矢の何も装飾されていないところを挟んでいた。ただそれだけのこと。しかしそれだけのことにどれ程高い技術が求められるだろう。下を向いたままにも関わらずの反応速度。それを止めるだけの握力。そして死の恐怖に耐えうるだけの精神。


 「……いたい」


 訂正。ちょっと刺さってた。

 永淋が驚いていると妖怪は顔を上げ、矢を捨てて


「頭に穴空いたらどうしてくれんだこらー」


と、覇気が全く感じられないように言った。

 永淋は絶望まじりの顔で弓を下ろした。勝てる気がしないからだ。恐らく、もう一度射っても避けられるだろう。バカバカしいが、殺さないというのにかけてみようと思った。


「お?やっと話を聞いてくれる気になったか」

「話って?」

「実はだな、あのコンクリの中に入りたいんだが」

「コンクリの中?埋まりたいの?」


 確かにコンクリートと言うのは存在している。だが、その中に入りたいという意味が分からない。ただの自殺願望者?いや、それならそんなまわりくどいことはしない。だがそのまえに……なぜこの妖怪はコンクリートを知っている。妖怪が知るはずがない物質。否、知ろうとしない物質。コンクリートは主に建物に使うため、外に出ることはない。知りたいなら永淋のすむ都市にいないといけない。但し妖怪だからすぐに見つかる。そういう装置がある。それを欺いたとしても門は通れない。……能力かしら。

 ここまで考えが至ったところで現実に戻る。


「いや、」


 ああ、また考え事を


「自殺願望者じゃなくてあのかべの内側に入りたいなー……なんて」


 ……それこそ自殺だわ。

 この文は無理があるか?



 主人公は古代からでした。

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