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バンド内恋愛はダメだと一般的に言われていますが  作者: ねくら
第2章

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ライブ審査前①

僕達のバンド、The Breath Takersの目標である、フェスのオーディションステージ出演。

その第一関門である、音源審査を見事突破した。


嬉しい。

しかし、喜びも束の間、来月にはライブ審査がある。


ライブ審査とはその名の通り、ライブを審査員が直接観て、合否を判断するものだ。

ここで、音源審査を突破した30組が10組まで絞られる。

この選ばれた10バンドが、オーディションステージに出演できるのだ。


今日は音源審査突破の知らせを受けてから、初のスタジオ練習。

4人で集まるのも初めてだ。

なので、当然その話になるものだと思っていた。


しかし、あっちゃんが提示してきた話題は、僕の想像とは違ったものだった。


「ほのちゃんがグループチャットで音源審査突破の報告してくれた時、ビジンも一緒にいたでしょ?」


鋭い…!

なんでバレたんだ!?


「なんで?」


僕は戸惑いを隠せず、聞き返すことしか出来ない。


「だって…ビジンだけほのちゃんのメッセージに反応してなかったんだもん…あんな大事な内容なのに…ということは一緒にいたんじゃないかと思って…!」


名推理だ…!


菜奈さんが追い打ちを掛けるように問い詰めてきた。


「ほのちゃんがメッセージ送ってくれたのって朝だったわよね?朝から一緒にいたの?一晩一緒に過ごしたの?」


僕もほのちゃんも何も言えない。

あっちゃんがさらに続ける。


「ヤったの?」


「ぐっ!」


僕は思わず変な声を出してしまった。

ほのちゃんはうつむいたまま、耳を真っ赤にしている。


その様子をみて、あっちゃんはため息をついた。


「…そっか…ついに…」


菜奈さんが続ける。


「まあ…付き合ってるんだし…」


スタジオ内に重たい空気が流れる。


するとほのちゃんがこちらを見ながら、急にギターを弾き始めた。

僕は突然の爆音にびっくりし、一瞬なにが起きたのか分からなかった。


しかし、すぐに意図を理解し、僕はドラムを叩き始めた。


爆音でうやむやにしよう作戦である。

あっちゃんと菜奈さんは、しばらく驚きで固まっていたが、すぐにセッションに入ってきてくれた。


ひとまず、3時間のスタジオ練習は、ひたすら楽器を演奏することで乗り切ることが出来たのだった。


そして、場面は恐怖の飲み会へと移っていく。


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