表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バンド内恋愛はダメだと一般的に言われていますが  作者: ねくら
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/53

フェス前④

僕は気づくといつも以上に酔っぱらっていた。

姉は鬱陶しいし、あっちゃんと菜奈さんは面白がってるしで、疲れていたのかもしれない。


ほのちゃんが僕の様子にいち早く気づき、声をかけてくれた。


「先輩…大丈夫ですか?」


「ん…ああ…!ちょっと飲みすぎちゃったかも…ちょっと外の空気を吸って来ようかな…」


店の外に喫煙所があるタイプの居酒屋なので、たしかそこに椅子があったと記憶している。


「私も…ついていきます…心配なので…」


僕は一瞬断ろうと思ったが、好意を素直に受け取ることにした。


「うん…ありがとう…」


僕が席を立とうとすると姉が言った。


「やっぱり本当に付き合ってるんだね…」


「しつこい!」


姉はまた嘘泣きをした。

本当に困った人だ。


外に出ると僕はタバコに火を付けた。

椅子がちょうど二つ、横並びにあったので、僕とほのちゃんで座った。


「先輩…大丈夫ですか?」


「うん…大丈夫…!ちょっとバカ姉貴のせいで疲れてたみたい…」


「そ…そうですか…」


「ほのちゃん…ごめんね?姉貴、鬱陶しいでしょ?」


「い、いえ!素敵なお姉さんで…!先輩のお姉さんだなって感じです…!」


「そ、そっか」


僕は苦笑した。

姉弟感あるかな?

自分では分からない。


しばらくの沈黙の後、僕はほのちゃんに言った。

それはここ最近、ずっと言わなきゃと思いつつも、自分の中で反芻していた内容だった。


「今度さ、ちゃんとデートしようか?」


ほのちゃんは目を見開いてこっちをみた。

そしてゆっくりと頷き、言った。


「…はい…!」


ほのちゃんの笑顔は、相変わらず可愛かった。


席に戻ったらあっちゃんがからかってきたから、しっぺをお見舞いした。

姉は無視した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ