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バンド内恋愛はダメだと一般的に言われていますが  作者: ねくら
第1章

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答え②

あの日、ほのちゃんはすぐに帰っていった。

とある約束をして。


「皆さんにお話があります」


いつものスタジオ練習の前に、メンバーから少し時間を頂戴した。


あっちゃんと菜奈さんには、スタジオの丸椅子に座ってもらい、僕とほのちゃんはその前に立った。


「僕は、ほのちゃんとお付き合いをします。これが僕の答えです。」


あっちゃんと菜奈さんはしばらく喋らなかった。

僕は二人から目を逸らさなかった。


すると、あっちゃんが話し出した。


「そっか…教えてくれてありがとう…」


菜奈さんが続ける。


「それがビジンの『答え』なのね?」


「はい」


「負けたのね…残念…とても…」


また、しばらく沈黙が流れる。


「じゃあ、練習しましょうか」


「えっ」


僕は菜奈さんの言葉に思わず声を上げた。


「そうですね!練習しましょうか!」


あっちゃんまで…


僕が驚きを隠せずにいると、菜奈さんが再度言った。


「練習するわよ?」


僕は頷き、ほのちゃんの方を見た。

ほのちゃんも頷いている。


僕たちは、いつも通り練習に励んだ。

その間、会話はほとんどなかった。


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