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バンド内恋愛はダメだと一般的に言われていますが  作者: ねくら
第1章

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17/53

ライブ①

バンド名が『The Breath Takers』に決まってからも、活動内容自体は特に変わらなかった。


ほのちゃんがバンドメンバーに曲を送り、各メンバーがそれぞれのパートを考えてくる。

さらに僕は歌詞を考え、バンドメンバーに共有する。

週末にスタジオに入って全体で調整していく。


そうしている内に8月は終わりに近付いていた。

気づけば7曲ほど出来上がっていた。


そして暑さも落ち着いてきたある日、ほのちゃんが次なる目標をチャットグループにて打ち出したのだった。


ほの「ライブに出ませんか」


曲が幾つか出来上がってきたら、今度は人前で披露する。

当然の流れだと思った。


ほのちゃんはとあるリンクを送ってくれた。

ほのちゃんの知り合いが新宿でライブハウスを借り、イベントを開催するとのことだった。


数バンドが出演する予定らしいが、お客さんも含めてほとんど知り合いになる見込みらしい。

「The Breath Takers」の初陣としても身の丈に合ったライブだと感じた。


ライブは2か月後、だと思っていたのも束の間で、スタジオ練習を数回行うとすぐに本番当日がやってきた。


緊張はする。

だが、確実に良い曲は作れたし、練習もしっかりやってきた。


自信を持ってライブハウスに入場すると、最悪の事態が起こってしまった。


正直、新宿と聞いた時から危惧はしていた。

何故事前に確認しなかったのか。

いや、おそらく可能性から目を背けたかったのだろう。


その『最悪』いや、『災厄』は一直線に僕を目掛けて走ってきた。


「おおー!!我が弟よ~♡」


姉だ。

名前はリサ。


髪は緑とピンクで服装は鋲ジャンにダメージジーンズ、ゴツゴツのブーツ。

見た目はかなりパンクだが、中身は残念を具現化した様な姉だ。


彼女はバンドで食ってくと言い残し、高校卒業と同時に家を出た。

なんだかんだで10年以上活動出来ているし、界隈では有名だそうだ。

というか、自分もバンド好きだから嫌でも名前が入ってくる。


そんな自由奔放な姉のせいで、親の目を気にした僕は正反対に育ったと考えている。

まあ、今となってはどうでもいいが。


最近は新宿で主に活動しているから、ライブを見に来いという執拗な誘いを断っていたところだ。


「我が弟よ~♡元気だったか~?なかなか顔を見せに来ないからお姉ちゃん心配してたんだぞ~?」


僕は耳元で叫ぶ姉を引き剝がす。


「やっとライブを見に来てくれたと思ったら、共演まで出来るなんて~♡お姉ちゃん嬉しいよ~♡」


「別に姉ちゃん出るなんて知らなかったし…」


僕が姉の元から立ち去ろうとすると、その先にはバンドメンバーがいた。


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