129.【国旗(national flag)】
「アンタ方は?」「政府の者です。」と俺は名刺を出した。
実は白紙だが、持つ人間の脳のイメージが反映する。
「文化教育省?だったら、言ってやって下さい。国旗は揚げちゃいけないんです。」
「あなた、隣国陶の国の民族でしょ。戸籍は分からないが、出自が顔に出ている。」と、ナオが言った。
「とにかく、ダメだ。」「何故?」「警察が来る。」「はあ?」
見たことのない、警察官っぽい男が来て、「国旗を下ろして、燃やせ。」と命令した。
そうか。政権交代失敗して、あのハゲと似た人物が、隣国を啓蒙しているのか。
「今朝。国旗損壊罪が成立したのを知らないのか?警備員さん。」
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『旗の国』。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。俺のことを仲間は、仮の名の「五十嵐」と呼ぶことが多い。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは・・・学校。中学校。
国旗掲揚台で揉める教師達と生徒達。
「五十嵐。取り敢えず、助けよう。確認しなくても、生徒達は悪く無い。」
後ろから言ったのは、ナオだった。
「跳んだのは、ギリギリだったから分からないが・・・。」
俺は、ナオの言葉を待たず、国旗をポールのっ上端まで跳ばし、国旗は勢いよく風にはためいた。
教師達は、必死にロープを使って下ろそうとする。
生徒達は止めてくれ、としがみつく。
「穏やかじゃありませんな。」
「アンタ方は?」「政府の者です。」と俺は名刺を出した。
実は白紙だが、持つ人間の脳のイメージが反映する。
「文化教育省?だったら、言ってやって下さい。国旗は揚げちゃいけないんです。」
「あなた、隣国陶の国の民族でしょ。戸籍は分からないが、出自が顔に出ている。」と、ナオが言った。
「とにかく、ダメだ。」「何故?」「警察が来る。」「はあ?」
見たことのない、警察官っぽい男が来て、「国旗を下ろして、燃やせ。」と命令した。
そうか。政権交代失敗して、あのハゲと似た人物が、隣国を啓蒙しているのか。
「今朝。国旗損壊罪が成立したのを知らないのか?警備員さん。」
「何をー。」男は拳銃を抜き、撃った。
撃った弾は、彼の足を貫き、地面にめりこんだ。
俺達は、大人達を置き去りにして、教室の一室に跳んだ。
ボケは止めて、いきなり身分を明かした。
「パラレルワールド。聞いたことあります、併行世界ですよね。あ。生徒会長の桜井新太です。」
「副会長の轟満子です。次元警察ってことですか。」
「この国の事情を話してくれ。」
「政府のメチャクチャな政策で、国が無くなりそうになっています。外国人沢山入れて、税金で苦しんでいる、この国、『旗の国』の文化は真っ向から否定されています。国旗は、その象徴と言えます。今まで当たり前だった食事前の『いただきます』も言えません。邪魔をする者を見付けては、『国家保安員』と呼ばれる、隣国人の警察がやってきます。隣国人は、例えレイプをしても罪にはなりません。外国の国旗は損壊すると罰せられます。この国の国旗は焼いても破いても無実です。それくらい貶められています。」と、満子は泣き出した。ナオが肩を抱き、慰めた。
「宗理は、一旦、宗理曹祭を辞めると言いながら、奸計を張り巡らせて、曹祭候補者を葬り、無理矢理継続、今までにも増して、隣国の言いなりになりました。」と、桜井は憤った。
「候補者が生きていた時間軸と場所を教えてくれ。」
跳んだ先は、党本部だった。
候補者は、手にコップを持っていた。
「邪魔をするな、万華鏡。」
隣国人らしきオンナが天井に貼り付いている。そして、拳銃を持っている。
ナオが現れ、その拳銃を押えた。
「早く、万華鏡。」
俺は、候補者達のコップをホワイトホールに跳ばした。
「お茶には、毒が入っていました。その人以外。」
驚いたのは、『前宗理』だった。
「今、入れ替えた。飲んで試してみろ。」
『前宗理』は、SPを呼んだ。来なかった。
今、『お昼寝中』だからだ。
俺は、はっきりとした声で言った。
「負けたんだよ!!!!!!!」
俺達は、候補者達には、ヒットマンが追い詰められ、自殺したことにするように言っておいた。
あの校庭に戻った。
「誰が新宗理になっても、『国旗を守る、そして隣国人は出て行って貰う』という約束は守ってくれるだろう。君たちで未来を作るんだ。国を愛する心があれば、きっと出来る。」
2人とも、泣いて頷くだけだった。
俺達の腕時計が光り始めた。
「ヒーロー・ヒロインは忙しいんだよな。」と、俺が言うと、2人はにっこり笑った。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
俺達は、跳ぶ。「汚い歴史を『殺す』為に。
―完―
「政府のメチャクチャな政策で、国が無くなりそうになっています。外国人沢山入れて、税金で苦しんでいる、この国、『旗の国』の文化は真っ向から否定されています。国旗は、その象徴と言えます。今まで当たり前だった食事前の『いただきます』も言えません。邪魔をする者を見付けては、『国家保安員』と呼ばれる、隣国人の警察がやってきます。隣国人は、例えレイプをしても罪にはなりません。外国の国旗は損壊すると罰せられます。この国の国旗は焼いても破いても無実です。それくらい貶められています。」と、満子は泣き出した。ナオが肩を抱き、慰めた。




