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出水市の鶴奇譚談

作者: かりん党

奇譚章シリーズ続きます

私が住んでいる鹿児島県出水市、人口5万程度の町だが名物はある。それは鳥類の「鶴」。

皆さんは、普通に考えて鶴=タンチョウヅルとなるはずだ。しかし、ナベ鶴とマナ鶴という種で、見た目もタンチョウヅルと違い、灰色で地味だ。シベリアから九州南部に何故か飛んでくるので名物となっているが、市の地道な鮭還り計画のたまものであることは知られていない。

先の大戦中、シベリアに密入国した出水市役所の職員が極秘裏にこの鶴を持ち帰り、アヘン入りの餌を与え、中毒にしたのが走りと言われているが確証はない。

不思議なことに、この名物を見に行くのは他県民や外国人観光客のみ。地元民は絶対に行かない。

それには秘密があった。この鶴に紛れてナベマナ鶴もどきが飛来することだ。これは遠目から見たら全く一緒の姿形だが、実際は実物の5倍はある。太古から生存しているというが、恐竜時代からの生きた化石というやつか。

実に翼を広げると10mは超える大型肉食鳥類だ。

実際、ナベマナ鶴もどきの正式名称は「ケツァルコアトルス」と呼ばれている。

出水市名物の鶴の飛来で有名な田園地帯では、年間10~30人近い人間が食害にあっていることは政府レベルの秘密である。

そもそも観光資源=税収を鑑みたときに、Max100人までの被害は行方不明として処理するという提携がなされていることも有名である。ほとんどが他県民や外国人観光客が被害にあっているのが現状である。

ちなみにケツァルコアトルスは一瞬で丸のみするので目撃情報も少ないのが特徴である。

出水市としては、観光資源と他県からの食材調達としてうまくSDGSとなっている。


別シリーズ続きます。

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