笑えない世界でなんとかしてギャグを小景
◎居抜き開業
「先生とうとう認可されましたねレプリコンワクチン」
「そろそろ潮時かな」
「もう打たないんですか。またひと儲けできるのに」
「自己増殖mRNAだよ伝播でこっちもやられちゃう」
「打った人が来院するとヤバいですね」
「この際だ病院たたんじゃおう」
「え」
「居抜きで即開業できるんだ。高く売れるぞ」
◎居抜き統治
「首相とうとうレプリコンワクチンが認可されました」
「いよいよだな、日本人全員mRNA汚染」
「でも国会も本部も危険な空間になりますよ」
「うむ。いくら言っても打つ奴は必ず居るからな」
「隔離しますか」
「いやもう我々有志の者は海外にトンズラを」
「そんな!日本はどうなります」
「大丈夫。シナ様が居抜きで使ってくださるさ」
◎鎖国
「さっそく病院の買い手がついたぞ」
「よかったですね」
「ワク打ちワク後遺症で患者わんさか、病棟拡充って話だ」
「ほんとに居抜きでこのまま使えますね」
「ああ、こっちの手間も省ける。キミはどうする。残るか」
「そんなに急がなくても」
「医療器具はもちろん、人手も欲しいそうだよ」
「ぼくも居抜きの備品ですか」
「うまいこと言ってる場合じゃないぞ。レプリコン進んだら」
「はい?」
「外から鎖国されて日本人隔離、日本から出られなくなるぞ」
「えええ!」
◎彼我の差
「プーさんが仏国をBRICsに誘ったって?」
「ええ。申請書だしたら入れてあげてもいいよて」
「うーん。仏はアメ公様から距離置きだしたからな」
「NATO本部をパリから追い出した過去も」
「独立国の矜恃だな」
「我が国はやがてシナ様の配下に」
「うーん。ここは何かと露国のほうが」
「首相は露国出禁ですよ」
「あちゃ-」
◎追い証
「こんにちはノムーラはん。おや、チャート分析でっか」
「モルーカスはん、これ見てみ。売り方垂涎のダブルトップからのダラダラ下げや」
「ほー。あれ。これ内閣支持率やおまへんか、岸田はんの」
「せや。ネタニヤフやゼレンスキーとエエ勝負の20%台やでぇ」
「20%下回ったら追い証でんな」
「ほんに。退場ラインや」