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第六話 塩化ナトリウム・食塩の作り方
食塩(塩化ナトリウム)の作り方
①海水からの抽出。まずきれいな海水を土鍋や大釜で煮る。体積が約10分の1にまでなったら底に白い粉(硫酸カルシウムつまり石膏)が溜まっているはずなので一旦火からおろし ろ過する。上澄み液を取ってもいい。
その液を更に煮詰めていくと底に塩化ナトリウムが出てくる。完全に水が無くなってしまうとニガリが入ってしまうので塩が出てきたところで火を止めろ過する。残った液はニガリなので豆腐を作るなど、別に使う予定が無いなら捨てる。思った以上に薪(つまり燃料)を食う。なので古来から塩田として砂に撒いて天日で乾燥させて濃縮
し、燃料を節約するのが普通。
手法として、石膏を取り除いた後は何も考えずに完全に煮詰めて水分を飛ばして海水の元みたいな粉を作って、空気中にさらしておくと潮解現象が起きて空気中の水分が粉に入り込み、ニガリが水分となって落ちていき味がまろやかになる、というのもある。
②岩塩を採掘する。
現代
現代でも海水から精製して作ってる。
塩酸と水酸化ナトリウムの中和でも作れる。