第十八話 塩化カルシウムの作り方
塩化カルシウムの作り方
①塩酸に貝殻(炭酸カルシウム)入れて溶かせば二酸化炭素が出て塩化カルシウムができる。
②ソルベー法の副産物としてできる。飽和食塩水(塩化ナトリウム)に濃度の高いアンモニア水を入れ二酸化炭素を吹き込むと炭酸水素ナトリウムが沈殿して未反応の食塩と塩化アンモニウムが溶けてる液が残るので、その液に水酸化カルシウムを入れるとアンモニアが発生して塩化カルシウムが発生する。でもまああくまで副産物なので、わざわざ塩化カルシウムを得るためにアンモニア使わなくてもいいだろって話。
現代ではソルベー法で炭酸ナトリウムを量産しているので副産物としていくらでも手に入る。雪に備えて山では道路端に設置してる。ホームセンターに2Lのペットボトルに入った塩化カルシウムが売られてたな。冬だけかな?
活性炭の薬品賦活やアルコールの蒸留の補助に。融雪剤。
あとは、氷を使っての冷却材(アイスクリーム作りに使う)。マイナス30℃ぐらいなら氷と塩化カルシウムで作れる。寒剤としては食塩・塩化ナトリウムよりも冷えたはずです。ドライアイスを作る技術が無い以上はアンモニア冷凍機で氷を作って、氷と塩化カルシウムを使って理論上は氷点下55℃にする事ができます。まあ実際には理論値まで下がらないかもしれませんが。
ちなみにドライアイスを作るには高圧が必要で、
まず気体の二酸化炭素をかなりの高圧で圧縮しながら冷却しないと液化しなかったはず。
外気温0℃で40㎏/c㎡とか、そんな感じだったような。ミツマタの変なグラフ見た気がします。
で、液化したCO2を一気に放出して冷却してドライアイスを作るとかそんな感じ。
ドライアイスさえ手に入れば、無水エタノールにドライアイスを入れれば理論上は氷点下72℃まで作れます。
個人がコンプレッサーを作るのは まあ、無理かな・・・世界の設定にもよりますが。