中学生編 第63話 合同合宿の会計処理
本日2話目の投稿になります。よろしくお願いいたします。
合同合宿の費用をまとめてみよう。まずは収入の部。塾生の参加費9,500円×8人+8,000円×1人+3,000円×1人で87,000円。8,000円は啓志、3,000円は俺だ。啓志は行きは自腹でJRで来たので片道分の交通費免除、俺は合宿参加費を免除されているので往復交通費のみでこの金額になっている。それと白鳳からキャッシュバックが一人あたり千円で9,000円の収入見込みがある。俺の日当や交通費支給や営業補償はとりあえず除外して考える。事業とするならこの辺も組入れとかないといけないけど、これは俺のお小遣い的な雑所得だ。勿論、確定申告するつもりは微塵もない。よって収入の部としては参加費87,000円+キャッシュバック9,000円=96,000円。
そして支出の部。合同合宿参加費6,500円×9人=58,500円。交通費として高速道路代は橋だけ使ったので1,730円×2台×2(往復)=6,920円。静の車のガソリン代は3,150円、俺の車は距離と燃費で計算しなくちゃならんな。走行距離が約350㎞、燃費が10km/リットル位なので35リットルの消費、軽油のリッター単価が98円――うどんの国は安かった――なので98円×35リットル=3,430円。よって燃料代合計は3,150円+3,430円=6,570円。屋島山上での駐車場代が300円×2台=600円。交通費合計では高速代6,920円+燃料代6,570円+駐車場代600円=14,090円。飲食代は初日の旭製麺で3,210円、帰りに寄った屋島の麓のうどん屋で7,420円、合計10,630円。あと何使ったっけ? あぁ、シャワー代か。初日の松原海水浴場で一人300円×9人=2,700円――啓志がまだ参加してなかったので9人だ。沖津海水浴場のシャワー代は白鳳持ちだったから負担はない。ジムのシャワー代の自己負担分が200円×10人=2,000円。シャワー代だけで4,700円か、結構かかったな。となると支出合計では合同合宿参加費58,500円+交通費14,090円+飲食代10,630円+シャワー代4,700円=87,920円。
この段階で収入の部と支出の部の差は96,000円-87,920円=8,080円。これを10人で割ると808円か。とりあえず一人800円を返金して余った80円をリクリエーションの財布に繰越せばいいかな。いや、それも面倒くさいな。よし、一人808円の返金にしよう。これで収入の部と支出の部が同額になって繰越しとかなくなる。という事はレクリエーションの財布に紐づけなくて済むから今回の合同合宿だけの貸借対照表で完結する。まとめてみよう。
収入の部
参加費 87,000円
キャッシュバック 9,000円
合計 96,000円
支出の部
参加費(白鳳支払い) 58,500円
高速道路代 6,920円
燃料代 6,570円
駐車場代 600円
飲食費 10,630円
シャワー代 4,700円
返金 8,080円
合計 96,000円
しかしこれ、一人千円のキャッシュバックが無きゃ赤字で返金も出来なかったんだな。俺個人として交通費支給、営業補償、日当で25,000円の収入があるからそこから補填するとかしなくちゃならなかった訳だ。キャッシュバックを主張しといて良かった。俺の参加費は3,000円で返金が808円あるから実質2,192円の支出で25,000円ゲットという事だ。四日間で22,808円の利益か。割に合わんよなぁ。ホントに小遣い稼ぎにしかならんかったな。
さて、この合同合宿の貸借対照表も作って合同合宿参加者に808円と共に渡さなきゃならんな。808円×9人分とか小銭用意するのが大変だ。今時は銀行で両替するにも手数料がかかったりするしなぁ……まぁ裏技があるんだが。808円を9人分、硬貨で用意するには口座からATMで808円ずつ9回降ろせばいい。勿論、硬貨に対応したATMじゃないといけないけど。あとATMが混んでいない時間帯に二、三回ずつに分けて降ろさないとな。面倒くせぇ。あっ、そうか、909円ずつ8回降ろせばいいじゃん。って、一回分しか楽出来ないか。
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