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中学生編 第14話 合同合宿の内容について

 合同合宿の参加申込みは六月末までに提出の事、か。七月末開催だから一ヶ月前締切りなのは分かるが、それならもう少し前には配布して募集して欲しかったな。まぁいいや、何とか間に合ったしな。申込書は提出したからとりあえずは日常の書道教室、修道教室の運営をやっていけばいい。さしあたっては六月の検定書の提出だな。


 七月最終週はうちの教室の合宿がある訳だが、今年は合同合宿とかぶる日がある為、五日間の開催が出来ない。金曜は合同合宿へ向けて出発する日だからうちの合宿は無しにせざるを得ない。木曜をどうするか。木曜も無しにすると合宿が三日間だけになってしまう。木曜は午前中のお勉強タイムと昼食だけで終わりにして、午後はレクリエーション無し、片付けと翌日の出発の準備に充てようかな。一応、お勉強タイムは四日間やったと言い訳がたつだろう。本当は昼食も無しにしたいのだが千円徴収するから飯無しって訳にもいかない。千円の大半は飯代なのだから。去年やった様な連日連夜の麻雀大会は出来ないかもな。やっても水曜までだ。直哉のモチベーションが下がっちゃうなぁ。


 合同合宿に参加する塾生にはあらためて大まかなスケージュールと費用を通知する。7月30日(金)9時教室に集合、9時半までには出発、昼位には橋を渡って昼飯、やっぱりうどんだろうな。白鳳本部には夕方までに着けばいいからどこか観光でもするか。と言っても大した観光地は無いんだよなぁ。橋を展望出来る所に行ってもいいけど、既に橋を渡ってる訳だしあまりありがたみがない。海水浴にでも行くか? この辺は参加メンバーの意見も聞いて決めればいいか。7月31日(土)と8月1日(日)は合同合宿、8月2日(月)は帰路につく訳だが途中でどこか寄ってから帰ろう。昼飯はやっぱりうどんか? 費用は一人9,500円(啓志は往路が別行動なので8,000円)、当初、中学生以上14,000円、小学生以下10,000円としていたので特に中学生以上はかなり安くなった。多分だがそこからさらに返金が発生するものと思われる。


 うちの教室独自の観光を考える前に、合同合宿でやる行事の詳細を確認しとかないとならないな。かぶっちゃったら嫌だし。白井先生に電話して聞いちゃろう。


「合同合宿の午後のレクリエーションについて確認したいんですけど。」


「おっ、ちったぁ、やる気になったか。」


「甚だ不本意ではありますがね。31日午後の海水浴ってどこ行くんですか?」


「この辺じゃ松原か沖津しか無いだろ。そのどちらかだ。」


「曖昧な上に本部からの距離が遠い。もっと近場で泳げる海岸とかありませんでしたっけ?」


「砂浜って事ならままあるが、シャワーとかトイレなんかの設備が無いとまずいだろ。地元民がちょこっと泳いで殆ど水着のままで帰るって訳じゃ無いんだから。」


「その二つじゃ歩いては行けませんよね。車に分乗して行くんですか?」


「原則はそうだな。本部まで来るのに車で分乗して来てる教室が多いからな。いくつかの教室は公共交通機関で来てるけど、他の教室の車の空いてる席に詰め込んで行ってもらう。それでもあぶれたらJRで最寄りの駅まで行ってもらう事になるな。この場合は松原しか選択肢が無くなる訳だが。」


「松原の海水浴場と最寄駅って1km以上離れてませんか?」


「海水浴場で人を降ろした車が駅まで迎えに行く事になるな。」


「全員が車に分乗で行ける事が前提ですけど、その二つでは沖津の方が良いでしょうね。そんなに混んでないだろうし、無料駐車場がかなりの台数分確保されてるし。」


「そうなんだよなぁ。」


「どっちになるかいつ分かりますか? 合同合宿で行かない方にうちの観光で行こうと思いますので。」


「車で来ない教室がどれ位あるかだな。申込書で交通手段を書いてもらう様にしてるから、それが出揃ったらある程度判断出来ると思う。」


「交通手段で思い出しましたが、車で行く場合、駐車場は確保されているんですよね。」


「あぁ、お寺の駐車場使わせてもらう事で話はつけている。台数が多い様なら知り合いやら何やら伝手を使って何とかする。最悪でもちょっと遠くなるが市役所の駐車場を使わせてもらう。」


「まぁ、あの辺はどうとでもなりそうですよね。分かりました。海水浴場が決まったら教えて下さい。8月1日は観光って事ですけど、具体的な内容やら場所は?」


「近場ばかりだから地元民にとっては珍しくも無い所だぞ。寺社仏閣、あとは地元の資料館とか。白鳳本部内の見学ってのもあるけど、俺が言うのもなんだがあまり面白いものではないな。」


「ぶっちゃけましたね。白鳳の資料展示室とかは書を学ぶ者にとっては有益なのでは?」


「ある程度年齢が上の者にとってはそうかもしれんが、子供はな……」


「確かにそうかもですね。」


「海水浴場の件は決まったら連絡する。直前でもいいか?」


「二、三日前であればいいですよ。どっちになったとしてもそれとは違う方に行くだけですから。どちらも大した差異では無いですしね。」


「お前んとこは車だろ? 何人位空きがある?」


「目一杯詰め込んであと三人、まぁ一人、二人がいいとこだと思って下さい。」


「分かった。参考にする。」


 白井先生から合同合宿の情報を入手し、それにかぶらない様なプランを立てる。いくつかの案を挙げてあとは参加者の意見も取り入れて決めればいいか。うん、そうしよう。社会人二人と中学生の雅也まさやは土曜の書道教室にしか来ないから、他のメンバーに土曜の教室が始まる前に来てもらって相談の場を設けよう。土曜の三人も少し早めに来てもらって。うちの合宿についてもそろそろ動かなきゃならんし、今年の夏は忙しくなるなぁ。

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