表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロの箱舟  作者: レレイナ
8/20

拠点案内 2

さて、思ったより私の語彙力が低い?ことが判明したけど、続きといきましょう。


「メイリスちゃん、まずはどこを案内してくれるのかな?」


メイリスちゃんに期待してます。


『宿屋!・・・といいたいのですけど、レレイナさんの泊まる場所は私のおとなりです。だから、本部に行きましょう!』


・・・さらっと、添い寝宣言されました。・・・・・・ふむ、ようじょと添い寝ですか。いや、そうじゃなく。


「本部?」

『はい、騎士団本部です!』


・・・わぉ。そういや、私、騎士だった。


『女の人ばっかりなので安心してください!』


女性騎士団?バーサクなヒーラーさんもいるのでしょうか?レイピアな得意そうな長髪の人がいれば気にしておきましょう。黒い剣士さんも探さないと。


もしくはおきまりのくっころさん?


・・・くっころさんがたくさんでそうです。開発者の気が・・・ああ、開発者がオタクの集まりだった!・・・え、私もそういう目にあうの?私がそういう目にあうってことは


メイリスちゃんがやばい?


・・・真面目に鍛えます。レベリングもしっかり計画的に、ね。そういうモンスターがいるのであれば真っ先に殲滅対象にしましょう。ごぶごぶいうやつとか優先的にやっつけてしまいましょう。



*******************************



現在、メイリスちゃんと手を繋ぎながら町案内をしてもらっています。目的地は騎士団本部です。いま、右側に見えていた市場の中を歩いています。どうやら、メイリスちゃんは有名なようで、


『おっ、メイリス様じゃねぇか?ナップルいるか?』

『ありがとうです、おじさま!』

『はいよっ』


果物屋のおっちゃんがメイリスちゃんにナップルをぽいっとなげてきます。そして、それを片手で受け止め・・・ずにポシェットの中に直接いれてます。

こんな感じで、市場のお店の人たちはみんなメイリスちゃんにいろんなものをくれています。可愛い子は正義みたいです。


『今日も上手だな』

『おじさまのおかげです!』

『そりゃあ、ありがたいお言葉で。隣の方は?』

『レレイナさんです!』

「レレイナです。よろしくお願いします。」

『レレイナさんは私の騎士なんですよっ!』

『そりゃあ、ありがてえな。よろしく頼むぜ?レレイナ!』

「ええ、メイリスちゃんのことなら任せてください!」

『なら、安心だな。ほら、レレイナの嬢ちゃん、持ってけ!』


そらっ、とおっちゃんが思いっきりナップルをなげてきます。

えっと、空いているのは左手だから、左手を掲げる感じで・・・


ばしっ。


・・・いい音なりましたねぇ。これも器用さが高いから受け取れたんでしょうか?

それに、果物屋のおっちゃん、あきらかに果物屋一筋ではないですね。



普通、バックスナップでナップルは投げないし、投げた時に顔面を狙ったりしないでしょう。



・・・まあ、メイリスちゃんと仲がいいので悪い人じゃなさそうです。


にこっ。(メイリスちゃんに免じて許しましょう)

にやっ。(これくらい取れねぇと安心できねぇからな、すまんな?)


『むー、レレイナさん、行きますよ!』


ああ、メイリスちゃん、むくれないで?・・・けど、そんなメイリスちゃんもかわいい!


ちょっぴりむくれたメイリスちゃんに手を引っ張られながら、私は市場の中を進んで行きます。はたから見たら、私たちはどんな風に見えてるのですかね?


・・・とりあえず、世話のかかる姉でしょうか、私のポジション。


ちなみに、ゲーム内通貨は後ほど登場はしますが、マールという単位で行きます。

認識としては1マール=10円を目安に設定しようかなと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ