拠点案内 1
さあ、拠点案内です。・・・ぱーと1ですので、ご容赦を・・・。
『レレイナさん、お疲れ様です。私と一緒に箱舟をめぐりましょう!』
おまたせしました。チュートリアル終了です。やっとこの空間から出るようです。
・・・いきなりフィールドに放り出される心配はなかったようです。
「・・・箱舟?壁がに囲まれた空間だからてっきり部屋とかそういう空間だと思ってたけど、ここは箱舟の中なの?」
『はい、そうですよ?箱舟の中の<旅人の間>です。レレイナさんのような人たちのことを私たちは<旅人>って呼んでます。ふらっとこっちの世界に来たと思えば、はっと気づけば消えてしまいますから・・・。』
ログインとログアウトのことかな?
あと、<旅人の間>って言ってるわりには、出入り口がない!
周りを見る限り壁です。10畳くらいの割と広いのか狭いのかよくわからない空間です。ふっかふかの絨毯が敷いてあるくらいで、他のものは一切ないです。・・・だからこそ、遠慮なくなでなでしたりぎゅってやったりして、メイリスちゃんを愛でることに成功していたわけですけど。
えーとですね、普通、ゲームだったらマップ表示とかあるだろ、それ見れば出入り口とかわかるって思う方、たくさんいると思います。
ないです!マップ表示!
目視オンリーですね! このゲーム、できる限りリアルに近づけているらしいんですけど、リアルに近づけるためにマップ表示とか実装してないんじゃないかな、と考えてます。方向音痴の人は大変そうですね!
ついでに他のゲームシステムについても紹介しておきますが、一応、ウィンドウによる操作は可能ですが、表示項目はこちら↓
<ステータス>
<スキル>
<装備品>
<ストレージ>
<フレンド>
<コンフィグ>
<GMコール>
以上です・・・。
ちなみに装備変更はウィンドウ操作ではできません。メイリスちゃんいわく、『お着替えの魔法とかあったら便利ですよね!・・・コルセットとかつけずに魔法で着替えられるとどれだけ楽なのですか?』・・・装備は自分で着替えたりして変更するそうです。
『・・・ナさーん?レレイナさーん?・・・大丈夫ですか?』
「・・・ごめん、メイリスちゃん可愛いなぁって思ってた。」
・・・考え事してただけなんです。言い訳に使ってごめんね、メイリスちゃん!
『・・・えへへ。じ、じゃあ、案内しますね!レレイナさん、こっちです!』
メイリスちゃんが壁に手を当てると、そこを中心に長方形に光を放ち始めた。
・・・さすがに某魔法学校の市場みたいな感じには開かないか・・・。
光によって切り取られた長方形は、だんだんと薄くなり、気がつけば向こう側が見えていた。
『行きましょう!』
「そうだね。」
メイリスちゃんについていき、長方形に穴の空いた壁の先に行くと・・・。
中世ヨーロッパのような街並みが広がっていました。建造物はレンガを建材として構成されており
、一部の古い建物に関しては入口やその上に彫像が・・・何の彫像なんだろう?ハーピー?
目の前には広場があり、その中心にある噴水ではこどもたちが走り回っている。そして、それを見つめている仲睦まじい夫婦やその夫婦をこっそりと影から見守る人たち・・・ほどほどにね。
右を向けば市場があり、妙に見慣れたリンゴのような果物や牛の丸焼きの切り落としなど様々なものが売られている。そして、値切り交渉をするプレイヤーらしき姿とそれに応じない市場の売り子。・・・言い値で買ってあげて?・・・あ、売り子が勝った。
そして左を向けば職人がわんさかと・・・。何売ってるんですかここはと言わんばかりのカオスワールドが広がっています。東京の聖地じゃないんだぞー?
・・・あれ?私、語彙力低い?街並みを伝えることができてない気がする!
明日からは21時更新になる予定です。
・・・隔日更新も考えてはいます。特に、文章力の面で・・・。