チュートリアル? 3
『レレイナしゃ・・・・・・レレイナしゃん、ステータスを見ましょう!』
・・・ついに言いなおすことをあきらめてる。そして、メイリスちゃんも堂々としてる!
「ステータス?」
その言葉がきっかけだったのか、私の目の前に一枚の羊皮紙が現れた。・・・ウィンドウじゃなくて羊皮紙?
『ちなみに羊皮紙なのは、仲間とのステータスの見せ合いっことかするためです!ついでにいうと私も見たいからです!見せてください!』
「じゃあ、一緒にみようか。」
えっと、私のステータスはこんな感じです。
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Name:レレイナ<女>
Class::***** Lv.001
HP:*** MP:***
STR 8
VIT 6
INT 17(+2)
MID 12
DEX 32
AGI 9
LUK 14(+1)
スキル
ーーー
装備
青のドレス(上下一体型)
懐中時計
称号
はじめての魔法具
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・・・・・・職業に関しては伏せられていることはまだわかる。HPとMPも、まあ、職業決まってないから確定してはいないんだろうけど・・・。
DEXー器用さーについては少しツッコミを入れたい。なんでこんなに高いんだ?
『・・・レレイナさん、器用だからあんなに・・・・・・』
あ、ステータスって例のかわいがりとかにそのまま反映されてるのか。いつもみっちゃんとかにナデナデしたり、ねだられてアクセサリーとか作ったりしてるからそれが原因かな?
「職業はどうしたらいいのかな?」
『どうしたいです?』
なんですと?
「それはどういうことかな?」
『なりたいものになれるのですよ?流石に勇者様〜とか大賢者〜とかは無理です。一応上位職?に当たるらしいです。』
「ちなみに、勇者の上は?」
『英雄さんですね!』
「英雄さんの上は?」
『えっとですね・・・んしょ』
メイリスちゃんはポシェットからも本を取り出した!・・・職業大全・コンパクト版。
コンパクトじゃないものもしっかりあるんですね?
『・・・』
メイリスちゃん?
『・・・・・・国王だそうです。』
・・・・・・・うん、ちょっと予想外だった。
あれかな?
村で魔物を倒す → 魔王的な存在を知る → 世界を救う旅に出て勇者になる → 魔王的な何かを打ち倒す → 英雄と呼ばれる → やることがなくなる → 女賢者(予想)と2人できゃっきゃしつつどこかの奥地で暮らし始める → いつの間にか人が増えて!
・・・という流れなのかな?
『・・・そっか、お父さま、強いんだ』
い、今のは聞いてないぞ!
『レレイナさんは何になりたいですか?』
「メイリスちゃんのオススメは?」
『んー、令嬢?』
・・・職業なのかぁ、令嬢。
「なんで令嬢?」
『レレイナさんと一緒にいることができるから?』
こてん?と首を傾けるようじょ。
か、かわいい・・・・・・だきっ!
『わっ・・・もう、レレイナしゃん・・・・・・。けど、旅にも出たいですよね?』
「うーん、メイリスちゃんと一緒に旅に出たいなぁ」
すりすり、なでなで、すりすり・・・
『ふにゅぅ〜〜。じゃ、じゃあ、きししゃんとかどうでしゅか!』
「一緒に行ける?」
『ひゃい、ずっといっしょでしゅ!』
ぎゅ!もにゅん・・・なでなでなでなで・・・・・・・・・・
===しばらくお待ちください===
『しゅ、しゅごかった』
「かわいかった・・・」
ん?どういう状況か?
説明しません。説明したら絶対捕まります。・・・捕まっても悔いはありません。
そして、職業も無事に決定です・・・が、メイリスちゃんの復活を待ちましょう。メイリスちゃんを膝枕しつつ、あたまをなでなで・・・
・・・物語が進まない。
そして、やっと職業が決まりました・・・。