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ゼロの箱舟  作者: レレイナ
4/20

チュートリアル? 2

「ま、かわいいからこれで」

『それでいいのです?』

「いいの!」


はい、かわいいからいいってことにしました。実際はとても面倒だと思ってます。

・・・アバターてどうやって作るのかすら知らないかわいいもの大好きな一般人ですよ?ゲーム初挑戦なんでお察しください。こういうアバターを一から作るものって、こだわり出したら1日とかかける自信がある。だから、こだわらない。他人と区別できればそれでいい。

それにしても・・・。


「メイリスちゃんに似てるね?」

『そっくりです!』


そう、メイリスちゃんを大人にした感じ。でるところは・・・出ている、のかな。一応ヨーロッパあたりの平均くらいはあるのか。で、金髪のロングに青い瞳で、腰のあたりにはポシェットがあって、やっぱりというか、懐中時計が・・・谷間の中に埋まってる。男子だったら憧れなんだろうけど、私個人の感想としては


懐中時計が冷たいし、痛い。


『説明の続き、いいです?』

「うん、お願い?」

『はいです!』


メイリスちゃんがにぱっと笑顔に。痛いし、冷たい懐中時計のことは忘れよう。


『じゃあ、あの姿見をもってください』


・・・持つの?


『持つって思ったらきっと持てるのです!』


とりあえず姿見の横に立って、と。


・・・・・・姿見、でかいな?


私の身長と同じくらいあるし、これがメイリスちゃんのストレージから出てきたわけか。ゲームってすごいな。で、なんだっけ、持とうと思ったら持てるのか。姿見に手をかけて、よーし、持つぞ!


「お、おお?」


はい、持つことができました。思ったより軽いです。どっかの物語で自分の望む姿とかが見えそうな感じのする鏡だけど、持つことができました。


『レレイナさん、それをんーってやって、ていってしてみてください!』


・・・・・・・・・えっと、ストレージにしまうってことかな?ま、ようじ・・・じゃなくて、ちいさ・・・メイリスちゃん、なんで急にこっちをみたのかな?ちいさいはやだ?・・・なんか、小さいは禁句らしい。まあ、メイリスちゃんらしくていいよね。

んーってやって、という部分が、こう、ストレージの入り口?を開いて、ていってするのが、ストレージの中に入れるみたいなものかな?

とりあえず、ストレージのイメージさえどうにかすればよさそう。えっと、自分の部屋に放り込む感じで!


「ていっ!」


お、姿見が消えていった!


ーー魔法の姿見を獲得しました。ーー

ーープレイヤーが第三者から魔法由来のアイテムを無償譲渡されました。以後、各拠点にて取り扱いが開始されます。ーー

ーー称号、はじめての魔法具を獲得しました。以降、ステータスなどに反映されます。ーー


・・・あの姿見、魔法の姿見だったんだ。


『レレイナしゃ・・・んっ、レレイナさん、すとれーじの使い方わかりました?』

「うん、んーってやって、ていっ、ね?」

『そうなのです!んーってやって、ていっ、です。出すときも同じなのです!』

「中のものを確かめたいときはどうすればいいの?」

『えっとですね、ポシェットの中をのぞけばわかるのです。』


・・・どこかのひみつ道具かな? お、なんか、ちっちゃい鏡がある!


『どうです?』

「問題なし!」

『あ、道具とかはそのポシェットからも取り出せるのです。ただ・・・サイズ制限があるのです!』


メイリスちゃんいわく、ポシェット以上の大きさのものを取り出すことは推奨されていないらしい。・・・だから、んーってやって・・・なのかな。慣れたら便利そうだけどね?


『ちなみに途中で倒れちゃったときは、すとれーじから物がなくなったりするのです。』

「な、なんで?」

『すとれーじも魔法のひとつ?らしいのです。使ってる人がばったり倒れちゃうと魔法が一瞬途切れるから?だそうです。』


・・・そのうち、金庫とか出てきそう。


『あと、レレイナさんが知らないとダメなのは、ステータスと職業ですね!』


・・・戦闘はしないらしい。

ゲームの道具袋がいちばんの不思議だと思います。

・・・その道具袋にどうやって入れたの?その骨!ウロコ!

とか、空気に触れたら燃えてしまう髄液とか・・・。

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