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ゼロの箱舟  作者: レレイナ
3/20

チュートリアル? 1

・・・かわいいは正義だと思います。

・・・まじか。っていうか、いいの?第三者による起動とか、ほんとに大丈夫?


『ようこそ、箱舟へ!』


・・・いや、これ悪用とかされたら、ちょっとした誘拐になるよね?

だって、現実世界じゃ私は意識失ってるわけでしょ?大丈夫なの?


『ようこそ!箱舟へ!』


だいたいここどこですか。私の好きな読書で出てくるVRMMOでは、だいたい草原か、真っ白な空間なものでしょう?

見渡す限り壁ってどういうこと!


『あの〜、聴いてますか〜?』


しかも、木造?

そこは、せめてどこぞのシュコーシュコーいうような黒兜が出てくる物語みたいにメタリックな感じにしましょうよ!


『・・・お願いだから聴いてよぉ』

「ご、ごめんなさい」

目の前に人?がいたのに無視してました。わ、わざとじゃないんだよ?

というか・・・


「かわいい・・・」

『ふぇっ?』

「かわいい、かわいい、かわいい!」

『ふぇぇぇぇ、抱きつかないでください!ギュってしないで〜!すりすりもしないで〜!』


目の前に幼女がいました。

もう一度、言いましょう。めのまえに、ようじょが、いました!


・・・うん、危険人物っぽいけど、そうじゃないんだよ?

金髪セミロングに青い瞳、ちょっと幼さを感じさせつつも、それでいて、保護欲をそそる顔!

服装は水色のドレス。首元にかかっているちょっと大きな懐中時計がアクセントに!

まるで、不思議の国のアリスのよう!

とりあえず、もう少し、ギュってしよ♪


『お、おねーさーん、説明を、説明をはふぇてくらひゃい。』

「もう少しこうさせて?」

『もー、とくべちゅですよ!』


噛んでる!かわいい!




===少々お待ちください===




『お、おねえさん、・・・てくにしゃんですぅ。』


顔はとても満足そうで、こころなしかちょっと服装が乱れており、ちょっとピクピクしながら横たわるようじょ。

そして、膝枕をしつつ、ようじょの頭を撫で続けるニヤニヤした表情の私。


・・・うん、なんか、すごい犯罪臭がしそうだけど、ただ単にギュってしてスリスリして、なでなでしただけ!なでなでしてたら途中から顔がとろけてて・・・。

かわいかったなぁ。


「・・・もう少し『ま、また今度ですよ!』・・・うん!」

『・・・・・・えへへ、約束ですよ?』


かわいいは正義です。そして、幼女も満足している!私も満足。まだ、チュートリアルすら、やっていないというのに!


『よいしょっと』


あ〜、私の癒しがぁ・・・。


『あらためまして、ようこそ箱舟へ! 私はサポート担当のメイリスです!おねーさんの名前はなんていうのですか?』

「・・・レレイナっていうの」


『レレイナしゃ・・・んっ! レレイナさんですねっ!』


噛んだ・・・うん、やっぱり、かわいい!


『レレイナさんのあばたー?を作っていきたいんだけど・・・どうしよう?』


どうしようとは?どういうことですか?


『とりあえず、かがみだすね?・・・・・・んしょ、んしょ』


メイリスちゃんが鏡を出して・・・え?ちょっと大きくないかな?


『ていっ!』


・・・・・・姿見でした。・・・どこから出したの?


『今のがすとれーじの機能です!』


・・・チュートリアルも兼ねてるんだね?


『レレイナさん、かがみみてください?』


鏡を覗き込む私。


鏡の向こうには、メイリスちゃんと同じ服装で、それがまたよく似合うお姫様が・・・。


お姫様?後ろを振り返ってみよう。


だれもいない。


『おねーさんですよ?』


なんですと!

VRMMOは初めて書くので、至らない点も多いですけど、温かい目で、見守って、ください・・・。

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