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五月病までのカウントダウン

作者: 町屋 佑人

 おはようございます。自分は新社会人の山本といいます。

 とりあえず、身の上話と致しましょう。勝手に始めます、異論は認めるけど聞かない。

 てきとうにいける大学へ行き、てきとうに過ごした後就職した自分は今とある小さな会社の事務員として働いている所存です。ああ、話し言葉が定まらない……。

 なりたくてなったわけでも、無いけれど。結構悪くない職場、研修中ですが。

 そんなひよっこ丸出しの自分にゴールデンウィークがやって来たのです。なんと10日間も!

『うーん、この時期は忙しくないし、夏休みと思って皆休んできてくださいね』

 これは社長の弁です。ああ、十数人規模なんで上司は社長です。ワンマン社! 言ってみただけ。

 もちろんと言っていい所の同期は0。2つ上の先輩と7つ上の大先輩と自分はなんだか仲良くなっているのでゴールデンウィークは……

『俺はゲームのイベントに忙しい』

 ランカー乙は2つ上先輩。

『家内がなー、家族サービスしろ!! ってんでちょっと地獄巡ってくるわー』

 輪廻を巡りそうなお湯に家族と旅立った7先輩。先輩というかおっさ……おじさまだな。

 というわけで、自分はゲーセンに入り浸ろうと決心したわけです。パチンコじゃないあたりは個人的趣向の結果ですね。


 そんなこんなでゴールデンウィークに突入したわけです。

 実家暮らしの自分は動かなくても良心的なお母様の元ご飯が用意されているわけで。

 初日は13時にようやく布団から出た次第でございます。完全敗北ですね、何にかは考えない考えない。

 ご飯を食べると当然のように眠くなるわけで、今日は寝る事にしよう。のこーりきゅーっ。


 ゲーセンに入り浸ろうと決めた一昨日の自分は、きっと自分の事をちゃんと理解できてなかったのだろう、と今日の自分が反省してみる。だって、今日も13時起き。朝ご飯なうであるからだ。

「かあさん、今日車借りるなー」

「わかった、事故るんじゃないよ」

 お仕事がお休みのお母様、トリプルオーの使われないお車のレンタル予約が出来た所で、モチベーション維持のための車内用BGMCDを焼かなければ。やかなけ……、はぁ……ち


 この辺りでそろそろ1日ずつ報告するのが面倒くさくなって来たのである。言わずもがな2日目は車に乗る事無く寝落ちしました。ほう・れん・そう、大事大事。


 じゃあかうんとだーうん。ななろくごーよんさんにーいちーーーーぜろ!!


 そう、今日は5月9日。社会人ならばかなりの長い休暇であろうゴールデンウィークがあけ、社会人らしく会社に自転車でいっちゃう、貧乏新社会人のいやぁな日であるのだですまるどくてん。

 ちなみに現在時刻は13時まるまる、おもいっきり遅刻であり鳴り止まないであろうスマホの充電はからっきしであり、親は仕事に行っているため家の電話も役割を果たせなかったのだろう。


 今日の朝、おぼろげなきおくをあさってみると。起きて朝ご飯を食べ、親を見送った瞬間に布団へ潜る自分がいた。


 充電器にスマホを刺し、正座で10分待機。一回充電が切れると再起動までが長いのである。さてさて、うおぉ! たくさんの留守番電話だあ!! よーっし

『拝啓お母様、お父様。あなたのお子様は怠惰という人災に負け、来月よりアルバイトをする事をここに報告します』


 そして自分めはスマホを壁にぶん投げたのであった。

長編は続かない事がはっきりとわかった去年このごろ。

去年書いてた話、個人的に気に入っていたので自分用に書き直して続けようと思った次第であります。明日から

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