7章 別行動(2)
毎回投稿遅くてすみません><
森に入ったレオンは気配を消し、魔物に見つからないように気をつけながら進んでいった。
そしてしばらくしたところでレオンは洞窟を見つけ、たいまつを持ち、中に入る。
少し歩くとすぐ行き止まりになったいたのでそこで立ち止まる。
「よし。ここら辺でいいかな。元々この森に入る人なんて全然いないし。」
そう言うとレオンはたいまつを置いて護符を取り出し、魔剣と神盾に貼り付ける。
「封印の護符よ。封じられし力を解放し、対象を封じよ。」
すると、魔剣と神盾が黒く染まっていく。
それを確認した後レオンは持ってきた荷物の中から白い箱を出し、魔剣と神盾を入れ、蓋を閉める。
箱の蓋を閉めるとレオンは呪文を唱える。
「開けるものに災厄を与えよ。パンドラ、起動。」
レオンが呪文を唱えると白い箱にはいくつもの魔方陣が同時に展開されていく。
「よし、後はここから出るだけだ。」
そう言って洞窟から出るとレオンは一匹の小柄な龍に出会ってしまう。
「なんでこんなところに龍が!?」
レオンは見つけられたとわかった瞬間に魔方陣を展開しようとしたが、相手がすごい勢いで突進してきたので慌ててかわす。
かわした直後にレオンは魔方陣を展開し終え、目を閉じる。
「我・光神の力を借り、全てを覆い尽くす光を放つ。フラッシュ、発動!」
すると魔方陣から閃光が放たれ、レオンのほうを向いていた龍は目が眩んでしまう。
「今のうちに逃げないと。」
そしてレオンは全力で走り、森の出口を目指した。
同時刻にクラウディは魔剣と神盾のことが書いてある古文書を見つけ、手に入れた2つの“伝説の武具”が本物であることがわかったのだが・・・。
「おかしい・・・。確かにあの神盾は本物だ。でも、なぜアリア帝国の南にある洞窟に封印されていると記述されているものがあんなところに・・・?」
そしてクラウディはしばらく考え込む。
「まあとりあえず、レオンが戻ったら魔剣と神盾が本物ってことだけ伝えておくか。」
そしてクラウディは今度は“伝説の武具”とは関係のないものを調べ始めた・・・。