6章 別行動(1)
1ヶ月ぶりの投稿です><
宿で休んだレオン達は手に入れた魔剣と神盾が本物なのかを確かめるため、予定通り再びエンディミオン魔法図書館に向かっていた。
しかし、レオンがその途中で何かを思い出したかのように口を開く。
「なあクラウディ。この魔剣と神盾をどこかに隠さないか?こんなもん身に着けてたら盗賊とかに狙われるぜ。」
「そうだな。騒ぎになると不味いし“迷いの森”にでも隠すか?」
“迷いの森”とは魔法都市エンディミオンの東にある森である。その地形は複雑で、その上手ごわい魔物が住んでいて入って出てきたものがほとんどいないことからそう呼ばれている。
「じゃあちょっと“ゲート”使って行ってくるからその間に魔剣と神盾のことを調べておいてくれ。」
「わかった。」
そしてクラウディはエンディミオン魔法図書館に向かっていった。
「さてと、俺も行くか。」
レオンはそう言うと宙に魔方陣をかき、呪文を唱える。
「我・魔力によって空間の法則を変え発動する。開け、ワールドゲート。」
するとレオンの前に3メートルほどの黒い門が現れる。
その門を開け、中に入ると眼前には森が広がっていた。
そう、ワールドゲートとは一種の転移魔法なのだ。
ただし、行きたい場所の座標がわかっていないとうまく門がその場所に繋がらない。
また魔力の消費が多く、普通の魔法使いや魔術師には扱えないものである。
「しかし、見るからに不気味な森だな。」
まよいの森からはおぞましい叫び声が聞こえてきて、レオンは足を止める。
「あ、そういえば太刀を買い換えるの忘れてた!武器がないと魔物達の相手はきつそうだな。」
だがそんな言葉とは裏腹にレオンは森に入っていく。
「まあいいか・・・。きついけどヤバイってほどじゃないだろうし。頑張ってみるか。」
そしてレオンはどんどん奥へ進んでいく。
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